統計調査のいろいろ
村民のみなさん並びに事業者のみなさん日頃は「統計調査」に対し、ご理解とご協力をいただき厚く感謝申し上げます。
統計調査には国、県及び市町村が独自に行うものがありますが、読谷村で行われている統計調査はそのすべてが国の統計調査(統計法)によるものと言っても過言ではありません。
現在行われている統計調査の種類(県統計課所掌)は36ありますが、労働力調査や家計調査のように毎月行われるもの、工業統計調査のように三年に一度行われるもの、国勢調査や農林業センサスのように五年毎に行われるものなどいろいろです。
統計の重要性
統計は、現状や実績を客観的に把握あるいは評価する資料として利用されますが、何よりも過去・現在の統計から将来を予測する資料としての利用が重要であります。
『統計は未来をひらく道標』という標語があります。この標語は、統計の利用にとって、この将来予測が非常に大事であることを示しているわけです。そこで、利用する統計が大きな誤差や偏りがあると、道標としての役割を果たさなくなります。
従って、統計は偏りのない正しい調査が求められるところです。
村民のみなさん並びに事業者のみなさん、正しい統計を作成するために行われる統計調査の”調査対象”に選ばれた場合、忙しさやわずらわしさ、めんどうくささもあろうかと思いますが、統計のもつ重要性をご理解下さって、調査に対し、快くご協力を頂きますようお願い致します。
最後になりますが、「統計調査員」が訪問したおりにはご都合をつけていただき、統計調査にご協力を下さるよう重ねてお願い致します。
平成六年度に行なわれる
統計調査の種類
【商業統計調査】(三年毎)
商業統計調査は、わが国の商店の販売活動の実態や分布状況及び商品の全国的な流通状況などを明らかにすることを目的とした、わが国の商業関係の根幹的な統計調査です。
国が行う重要な統計調査として”指定統計第二三号”に指定されています。
七月一日現在で行われます。
【サービス業基本調査】(五年毎)
サービス業事業所の産業、従業者規模等の基本的構造及び活動の実態を明らかにすることにより、各種行政施策の企画及び実施のための基礎資料を提供することを目的としております。
十一月一日現在で行われます。統計局”指定統計第一一七号”
【農林業センサス】(五年毎)
わが国農業の基本構造の現状とその動向を農業集落、市町村段階から全国段階に至る格段階別に明らかにし、農政の推進に必要な基礎的かつ総合的な資料を整備するために行われる。十二月一日現在で行われます。統計法”指定統計第二六号”
【工業統計調査】(毎年)
工業の実態を明らかにすることを目的とする。十二月末日現在で行われます。
統計法”指定統計第一〇号”
【商鉱工業石油等消費統計調査】(毎年)
商鉱工業における石油等の消費の実態及び動向を明らかにすることを目的とする。
十二月末日現在で行われます。統計法”指定統計第一一五号”
【事業所名簿整備】(五年毎)
事業所名簿整備は、平成三年事業所統計調査(読谷村の場合一二七四事業所)の翌日以後における事業所の変動状況を把握することにより、事業所名簿の整備を行い、各種統計調査のための基礎資料を得ることを目的としています。四月二〇日現在によって行われ、民営の事業所のすべてが対象となりました。
ご協力ありがとうございました。
*「秘密」は、守られています。
調査された事項は、統計を作るためだけに用いられ、その他の目的に使うことはありません。 また、調査員や調査関係者が調査で知り得た事項を、他に漏らすことも禁じられています。(統 計法第14~15条)
*調査員は、
調査票の配布や取集といった、調査にとって最も大切な仕事を担っています。そのため、調査員の任命は、都道府県知事が行うことになっています。
調査の流れは、次のようになっています。
※表