本村で二番目の人工ビーチ「ニライビーチ」がこの程完成し、六月三十日午前、関係者ら多数が出席してビーチの開設式と海開きが行われました。
開設式のセレモニーでは安全祈願の儀式(普天間宮の宮司による)が行われた後、安田慶造助役ら関係者でテープカットを挙行。その後、残波大獅子太鼓の演奏が流れる中、海上沖合からジェットスキーに乗った白装束のニライ神(女性)が、「海開き宣言文」を携えて砂浜に降り立ち、安田助役に手渡した。
安田助役による「海開き宣言」が高らかに宣言されると同時に、ビーチでは読谷保育の園児ら二十五人が、待ち兼ねていたかのように海に飛び込んで、大きな水しぶきや黄色い歓声をあげ、ニライビーチの初泳ぎを楽しんだ。
海開きでは安田助役が「村内二番目のビーチが、沖縄うみの園の全面協力の下に完成したことを感謝し、みんなで喜びたい。安全対策に万全を期し、県内外から訪れる多くの方々がニライビーチで楽しんで頂きたい」と述べていた。
また、新設されたビーチには「ホテル日航・アリビラ」(六月二十七日オープン)に宿泊する大勢の行楽客らが浜辺に満ちあふれ、ビーチに轟く残波大獅子太鼓の勇壮な調べと開設式・海開きを祝うセレモニーに、感動を抱いた様子だった。
新しく開設したニライビーチは、ホテル日航・アリビラの眼下に隣接。(株)沖縄うみの園(長峰義仁社長)が進める「読谷リゾート開発計画」地域に造成され、その造成費用約二億円は同社が負担した。
ビーチは四月に着工され六月に完工。約四百メートルの砂浜が続き、造成のために使われた砂は八トントラックの二〇〇〇台にものぼると云い、白い砂浜と周囲の緑の自然景観とが見事に調和した美しいビーチに仕上がっている。
本村では、県が四月一日に施行した「海浜条例」の下に、ビーチは囲い込みをせずに、ホテルからの出入りだけでなく、一般利用客が自由に出入りするための進入道路も取り付けて公設の無料駐車場も設けてあります。
お気軽にご利用下さい。