読谷村環境美化推進条例(ポイ捨て禁止条例)がスタートした七月一日午後、古堅南小学校(新里紹次郎校長)では全児童生徒が参加して、地域の児童公園や海岸の清掃作業を実施した。
これは、学校の年間行事計画・ボランティア活動の一環として実施されたもので、同校では授業の中に組み込んだ活動を「励みタイム・南っ子タイム」として学期毎に一回の割合で行っている。 この日の清掃作業には低学年(一年~三年生)が大湾区と古堅区の児童公園を、また、四年生以上が渡具知海岸を担当。児童生徒らは、炎天下の中で大坪の汗を流しながら、散乱している空缶やビニール袋などの大量のゴミを一生懸命に拾い集めていた。
全校生徒で清掃作業を実施したことに対し、新里校長は「日頃から子供たちは清掃活動を行っているので、指示しなくても気持ち良く進んで作業をしている。汚さない捨てない心は大人たちよりは関心が深いようだ」と延べ、また、子供たちは口々に「海水浴客が海を汚している」「ゴミで海がにごって汚い」などと話していた。