県内画家、村内画家の作品を一堂に展示して画風を学び、村民の感性を高めよう-と、「’94県内画家展望」展パートⅠが七月二日~三十一日の日程で開催されました。
同展には、県内の美術団体七支部(①亜細亜美術交友会沖縄支部、②沖縄旺玄会、③光陽会沖縄支部、④沖縄新象作家協会、⑤中央美術会沖縄支部、⑥二科会沖縄支部、⑦日本現代美術協会沖縄支部)に加え、村内・村出身画家が描いた絵画五十一点が展示され、初日のオープン式では関係者らでセレモニーが行われました。
多くの参観者らを前に、主催者の伊波清安教育長は「素晴らしい力作揃いの七会派の作品を一堂に鑑賞できることは観る人に感性を与えるものでしょう。多くの子供たちにも観賞するよう呼び掛けて頂きたい」とあいさつ。また、出展者を代表してあいさつに立った吉永ます子光陽会沖縄支部長は「読谷村美術館の好意で絵画展が開催できることを喜んでいる」と感謝を述べた上で、「それぞれ主義主張の違う会派が一堂に会して出展するグローバルな企画は類をみない。画家としてこの企画展に参加できることは大変光栄である」と語った。
館内に展示された絵画は五十一人の画家が一人一点の作品を出品。画風も個性豊かに、具象画や抽象画、水墨画などの素晴らしい作品の数々は、観る人々に大きな感動を与えていた。