読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年9月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】フォトコンテストで金賞~受賞を記念し写真展を開く~

 「第三回オリンパスカメラクラブ全国支部対抗フォトコンテスト」(同クラブ本部主催)が東京の新宿にて開かれ、沖縄支部クラブが初めて栄えある金賞に輝いた。
 同コンテストは、全国各支部の活動をより活性化、活発化することをねらいとして開催されるもので、今年の写真コンテストは各支部の平均的実力と共同作業性が反映される組写真で競われた。
 審査は、①テーマ(主題)、②方法、③美的表現、④技術、⑤共同で制作の五項目の評価で行われた結果、「エイサー祭り」(読谷村のエイサー写真作品)をテーマに出品したオリンパスカメラクラブ沖縄支部(岸本恵文支部長・喜名二三四五-一四)が見事に総合優勝の金賞を射止め、大阪支部のV3を阻んだ。
 岸本支部長では金賞の受賞記念に八月八日から十四日の間、「読谷のエイサー写真展」を中央公民館ギャラリーにて催した。
 初日にはテープカットのオープニングセレモニーが行われ、関係者らが受賞の喜びを分かち合った。
 ギャラリーに展示された作品はすべてがモノクロ写真(白黒写真)で構成され、本村の各字のエイサーや青年エイサーまつりの状況を撮影したもの。作品は審査講評の中で、「参加作品の中できわだって高得点になった作品。平均してレベルが高く、方法と美的表現性において特に優れている」と評価。また、観賞した山内村長は「青年の生き生きとした姿、ほとばしる情熱の姿が伝わってくる」と称賛。
 また、初の金賞の栄誉に輝いた岸本支部長は「沖縄の夏の風物詩であるエイサーを、村内各字の区長や青年会の協力で練習風景から村内エイサーまで撮ることができた。エイサーという郷土文化が全国写真展で評価されて嬉しい」と語り、更に「読谷は史蹟名所や文化の豊かな村で誇りを持っている。これを契機に今後も文化活動などのいい写真を撮り、記録として残していきたい」と述べていた。
【金賞受賞者のグループ】
・岸本恵文
・国吉健郎
・宮里 実
・平良順一
・伊波美紗

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