喜名区(宇根良雄区長)では七月二十九、三十日の両日、「喜名公民館まつり」を開催し、区民のボランティア意識の向上を図った。
同公民館まつりのメインは高齢者ふれあい介助事業に集って活動する福寿会(渡嘉敷清子会長)の福祉バザー。
これまでの福祉バザーは福寿会のみで開かれてきたのを内容を更に充実させるため、今年は「公民館まつり」とセットで始めて実施された。
バザーには多くの区民から寄与されたリサイクル用品数百点の洋服類に皿やコップなどの日用品まで、様々な品物が並べられ、それらの品々は五十円~千円と格安の値段で販売。また、会場には喜名区の「戦前・戦後の写真」をはじめ、百年前の「読谷山花織着物」に、同公民館で行われた絵画や書道などの「公民館講座作品」、「生け花」などが展示され、訪れた多くに人々から好評を博していた。
今回で三回目のバザーに取り組んだ福寿会の渡嘉敷会長は「区のボランティアをはじめ、青年会や婦人会、協友会、成人会などが積極的に協力してバザーを開くことができた。オープン前の朝早くから大勢の人々が訪れて反響も良く、とても喜んでいる」話した上で、「福祉バザーの収益金は福寿会の活動運営費に充て、残った品々は村内の福祉施設。都屋の里に寄贈します」と笑顔で語っていた。