去る九月十一日の読谷村議会議員選挙で当選した22人の新議員による「第二四九回議会定例会」(九月議会)が九月二十八日から十月七日までの日程で開かれ、議長には儀保輝和氏(47)、副議長に知花治雄氏(60)が選ばれました。また、議会の総務常任委員会や建設経済常任委員会、文教厚生常任委員会の委員長には次の議員が選任されました。
【読谷村議会常任委員会】
▼総務常任委員長
・前田善輝氏(54)
▼建設経済常任委員長
・山内昌治氏(56)
▼文教厚生常任委員長
・仲宗根盛敏氏(63)
宝株山発言
に講義議決
本義会では、平成五年度一般会計歳入歳出決算の議案の認定や、他十二議案を採択したのをはじめ、三十日の本会議では、去る九月九日に沖縄を視察した宝株山防衛施設庁長官の「(沖縄は)基地と共生、共存する方向に変化してほしい」という発言に対し、読谷村議会として同長官の発言の撤回と退任を求めた講義決議を全会一致で可決。
決議の内容は「本村は、村土の約48%が基地に接収され落下降下演習で過去に多くの事件・事故で、村民の生命財産に多大な被害を受けてきた村民にとって特に許しがたい発言」と強調。「発言は、本村における基地存在の歴史的経緯の認識を欠き、村民要求を踏みにじり、村民感情を逆なでする冷酷非常なもの」と厳しく糾弾している。
講義決議文の宛先は、内閣総理大臣、防衛庁長官及び防衛施設庁長官。