読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年12月発行 広報よみたん / 3頁

【見出し】議会に茶と舞

 新たな議会の出発にあたり、議会議員の皆さんに「茶と舞」を届けようと、読谷村議会に芸能の魅力を届ける会(長浜真勇世話人)では九月二十八日午後、議会開会に先立ち、茶席を開き琉舞を披露した。
 この種の催しは、去る三月議会に続き今回で二回目。

  新議員の
   門出を祝う

 議会控室にて開かれた茶席には、泉川とし子社中(裏千家淡交会沖縄支部)が”一滴潤千山”と記した掛け軸を掲げて新議員らを祝福。会場には古典音楽の琴が奏でられる中、22人の選良や役場部課長らが一服の御点前を楽しんだ。
 また、議場では新垣満子琉舞研究所師匠(仁風澄之会)が「かぎゃで風」を舞い、議会開会に華を添えた。
 茶席を催した泉川主宰は「(掛け軸は)議員一人ひとりの活躍が、村民の心と生活を潤して下れることから、議員の門出(出陣)と活躍を願う意味と、一滴の水で水面に輪が広がるように村民にも文化活動の輪が広がるようにとの意味を込め、”一滴潤千山”が今日の日に一番ふさわしい言葉と思い掲げました」と述べ、また、琉舞を披露した新垣師匠は「今日はお祝いということで”寿”の文字が入った特別な扇子を使いました。議場という舞台で踊り、初めて緊張しました」と語り、新議員の門出を祝っていた。

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