楚辺区(池原玄夫区長)では昔から赤犬子を村の護り神として崇拝し、毎年旧暦九月二十日に「赤犬子祭」を開催し、五穀と琉舞や伝統芸能を奉納している。
今年の赤犬子祭は十月二十四日午後に行われ、宮での参拝をはじめ、夕には公民館において「赤犬子古典芸能のつどい」を催した。
会場には大勢の区民が詰めかける中、ステージでは同区の伝統芸能「イリベーシ」(班長会)や婦人会の「かぎゃで風」の演技をはじめ、三線演奏や琉舞などでは、県内の古典芸能コンクールなどで新人賞や優秀賞、最高賞を受賞した方々が、素晴らしい芸能の数々を披露、また、青年会(松田武彦会長)による喜劇「丘の一本松」が上演されると、その見事な演技は、区民を笑いの渦に巻き込み大きな喝采を浴びていた。