家庭婦人で結成する本村の「古南クラブ」(安次嶺米子主将)が県代表として見事に九州大会への出場を決めました。
「第二十回九州ママさんバレーボール優勝大会県予選」が九月十、十一日に那覇市民体育館などで行われ、1部(25歳以上)、2部(35歳以上)、3部(45歳以上)に九十チームが参加し、各試合に熱戦が繰り広げられた。
2部に出場した古南クラブは順調に勝ち進み、ベスト4に進出。準決勝では接戦の末、城岳クラブを21-17、25-23のスコアで破り、決勝へと駒を進めた。決勝戦は、豊見城団地クラブとの対戦となったが、古南クラブは善戦むなしく2-0で破れ、悲願の初優勝はならなかった。
優勝は逃したものの、同大会では上位二チームが宮崎県で開かれる九州大会(十一月十七日~十九日)へ派遣されることから、準優勝に輝いた古南クラブも念願の九州大会への出場切符を手にした。
九州大会を前に、同クラブでは古堅小学校体育館で週二回の猛練習を開始。練習には、かつて県大会で優勝を飾り、全国大会(一九九〇年五月)に出場した経験をもつ”読谷すみれチーム”が協力して実践練習の相手を務め、一緒になってプレー。館内には「ソーレッ!」「ハイッ」というファイトあふれる掛け声と共に、アタックやレシーブにハツラツとプレーするママさんらの姿があった。
初の九州大会出場に、安次嶺主将は「クラブを結成して十年、初めて勝ち得た派遣でとても嬉しい。大会では日頃の練習の成果を発揮できるよう一勝一戦を大事に戦い自分たちの試合をしたい」と大会に望む決意を示していた。
同クラブは昭和五十九年一月、バレーノールの好きな古堅、渡具知、大湾、楚辺のママさんらで結成したチームで、クラブ員は現在十五人。