一九九五年の年頭にあたり読谷村議会を代表して謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
「村民の皆様、あけましておめでとうございます」
一九九四年は、七月の村長選挙に始まり、村議選挙、県知事選挙と県内各地区では選挙一色で悲喜こもごもの情景がありました。本村も山内徳信村長六期目当選と村議会議員の新しい顔ぶれと人事が決まり、議会議員各位、選挙の際に村民の皆様に訴えた公約を基に、村民福祉向上と村勢発展の為、向こう四年間頑張っていくものと思います。
旧年中は、このような状況で村民の皆様には大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
一九九四年の吾が村の若者達の頑張りは見事なものがありました。広報よみたん九月、十月号には、本村の将来を象徴するような明るいニュースが満載されています。それを拾ってみますと、読谷高校ダンス部の二年連続文部大臣賞受賞と古堅中学校吹奏楽部が九州や全国マーチングコンクールで金賞を獲得。沖縄平和祭’94では、平和の詩の詩部門や作文部門で読谷中学の知花竜海君と与那覇幸枝さん、喜名小学校の比嘉久美子さんの三名が最優秀賞を受賞。また体育面では、柔道の松田哲也君と新垣琢也君が全日本代表として欧州遠征メンバーに選ばれ、後輩の目標として素晴らしい活躍ぶりをみせています。後輩隊(読谷中)も県大会で優勝を飾るなど、常に上位で頑張っており、素質をもった後輩達が着実に伸びています。全国高等学校総合体育大会(富山インタハイ)では読谷高校ソフト部と重量挙げ83㎏級の上間直樹君(大添区)が準優勝を飾り、また北海道で行われた全国中学ソフトボール大会では九州代表として出場した読谷中学が三位に入賞。これに青年達も負けてはならじと、読谷村青年団協議会(屋良朝敬会長)が県青年大会バスケットボールで初優勝を成し、全国大会に出場するなど、吾が村の青少年や後輩達の活躍には目をみはるものがあります。
この様な素晴らしい成果を出しております後輩達の為にも、二十一世紀を目前にした今年は、戦後五〇年という節目の年に、読谷飛行場の問題解決に向け、村民と共に議会も頑張ってまいりたいと思います。知事と共に三回目の訪米をしております村長の訪米の成果は着実に出始めており、県の挙げている三事案の中でも、吾が読谷飛行場の問題の解決は早くなると思われます。駐日米軍最高司令官フリーマン少将の本村来訪は、暗に読谷飛行場の問題解決が近いという事が位置づけられているのではないかと思います。
庁舎の件も大蔵省の国有財産地方審議会を経て後は、日米合同委員会の審議を待つのみとなっており、同時進行という形で予算の措置も交付内示が示される様子なので、今年実施設計というタイムスパン(時期)もクリア出来、いよいよ今年から庁舎の工事が開始されるのかと思うと心が踊る思いです。現地問題として抱えている問題もありますが、読谷飛行場問題も暁光が見えて来た今、将来の吾が村を担っていく若者達に読谷の将来を展望してムラづくりのため、庁舎建設を含め、読谷飛行場の問題解決に村民皆様の益々のご指導とご協力をお願い致します。
私ども議会議員も村勢発展と併せ、村政の課題の一つびとつの解決を図る為に村民と共に一生懸命に頑張る決意を致して居ります。村民の皆様のこれまでにも増した叱咤激励を、これからも私ども議会にお寄せ戴きますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶と致します。
謹賀新年
読谷村議会
議 長 儀 保 輝 和
副 議 長 知 花 治 雄
議 員 前 田 善 輝
〃 山 内 昌 治
〃 仲宗根盛敏
〃 当 山 真 市
〃 新 垣 昇
〃 比 嘉 光 雄
〃 喜友名 昇
〃 松 田 政 弘
〃 知 花 勝
〃 山 城 正 輝
〃 城 間 勇
〃 伊 波 盛 永
〃 仲 村 律 子
〃 山 内 政 徳
〃 池 原 伝 雄
〃 佐久間盛夫
〃 屋 良 政 信
〃 松 田 昌 俊
〃 当 山 弘
〃 比 嘉 秀 哲