喜名区「福寿会」(渡嘉敷清子会長)では毎月、第二・第四水曜日を定例日としてふれあい介助事業を展開し、お年寄りらが集って楽しい交流の一日を過ごしている。
二月八日には喜名保育園の園児ら六十人が、公民館を訪れ、可愛い衣装を身にまとい、「かなさんどー」や「キジムナー」の遊戯を披露する一方、園児らは大好きなおじいさん・おばあさんへと、みんなで一生懸命に作ったメダルの首飾りをプレゼントして喜ばれ、演技終了後はお年寄りらと一緒になって、アダン葉を使った風車やソテツの虫かごづくりを楽しんだ。
喜名保育園の園児らの度々の訪問に、渡嘉敷会長は「おじいさんやおばあさんに遊戯を見せるんだという園児らの気持ちがとても嬉しい。みんなが喜んでいる。今までは散歩中でもあいさつを交わすようになった」。「園児らのおかげでアンマサテン(気分が悪い時でも)みんなが公民館に足を運ぶようになり、子供たちと交わることでいつの間にか気分も良くなって、みんな若返っていますよ。この子たちが大きくなったら老人を大切にするんでしょうねッ」と話し、笑顔を浮かべた。
また、この日は宜野座村の社会福祉協議会の職員や民生委員、福祉関係者ら十人が視察に訪れ、本村のふれあい介助事業の様子を学んでいた。