”用と美を求めて”をテーマに、「’95読谷やちむん展」(教育委員会主催)が村立美術館で開幕した。今年で五回目を数えるやちむん展には村内の陶芸・陶工家ら三十四人が、百十三点の作品を出品。その伝統の技法に培われた個性豊かなオリジナル作品の数々は、造形や文様、色彩などバラエティーに富み、その見事な作品群は鑑賞した人々に大きな感動を与えた。
やちむん展のオープニングセレモニーは二月七日の午後に行われ、主催者を代表して宮平良秀教育委員長は「この作品展には沖縄を代表する作品が出品されている。造形や色、線の美しさなど素晴らしい作品が展示されているので多くの人が観覧してほしい」と述べ、続いて出品者を代表してあいさつした山田真萬氏は「将来、沖縄の陶芸界に読谷の陶芸が何らかの影響を与えるものと思う。多種多様な方々の作品が一同に介するのは容易ではなく、この展示会は我々にも励みになる。それを支える美術館と地域のの人々に感謝する」と語った。