読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1995年5月発行 広報よみたん / 2頁

【見出し】日米外交問題の専門家 読谷飛行場を視察 読谷村-早期返還を要請

 三月二十日午前、米国の日米外交問題の専門家、ジョージ・R・パッカード氏とリチャード・R・リーバス氏が本村を訪れ、読谷補助飛行場を視察。現地では山内村長や当真助役、儀保議長らが「パラシュート降下訓練の廃止と読谷飛行場の返還」を要請しました。
 視察に訪れた両氏に対して山内村長は、読谷飛行場で強行される米軍パラシュート降下演習に関わる事件・事故の被害状況の実態や、同飛行場の転用計画などをパネルを使って説明し、「村民はパラシュート演習で、絶えず身の危険と恐怖を感じている。人命に恐怖を与える基地の返還が三万三千村民の願い。
戦後五〇年を機に日米政府に期待しているところであり、土地が返還できるよう、力を貸してほしい」と訴えた。
 これに、両氏は「パラシュート訓練の頻度は?」と質問を行う一方、「現状を見て非常に感動した。ワシントンに帰ってから村の要請(米政府への直訴資料)の趣旨を検討したい」と応え、次の視察地へと向かった。

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