”二十一世紀に逞しく生きる子どもたちを”テーマに三月十二日、「第十二回読谷村子ども会フェスティバル」(読谷村子ども会育成連絡協議会上里キヨ会長主催)が喜名小学校で開かれ、約四百人の子どもらがフェスティバルを楽しんだ。
参加した子ども達は、会場に設けられた空缶ボーリングやコマ回し、ミニ・バスケット、琉球カルタ取りなどの各種「遊びコーナー」でゲームに興じる一方、「舞台発表」では数々の琉舞や獅子舞、棒術などの芸能に伸び伸びとした演技を披露し、体験発表では八人の子どもたちが、一年間の活動の成果を堂々と発表。会場を訪れた人々に大きな感銘を与えた。
また、フェスティバルではお年寄りの方々が招かれ、大勢の子ども達が、お年寄りからアダン葉の風車やソテツの虫かごの作り方を教わるなどして、ほのぼのとした交流が続いていた。
主催者の上里会長は「人にやさしい村づくりに向け、日頃から他団体と連携し、切磋琢磨しながら活動していこうと望んでいた。昔の遊びを通して老人の方々と子ども達がふれあうのは大切なこと。地域で子どもを育てようと多くの方々が参加していただき、とても嬉しい」と語った。