日頃お世話になっている村民の方々に感謝しよう-と古堅中学校(砂辺松善校長)の吹奏楽部が四月一日午後、「第十一回定期演奏会」(嘉手納町民会館)を開き、多くの人々に感動を与えた。
仲尾先生ありがとう
同校吹奏楽部(仲尾善恒顧問)の演奏会は、吹奏楽部の過去一年間の活動成果を発表すると共に、これまでの吹奏楽部に対する村民の、物心両面にわたる支援・協力への感謝の意を込めて毎年開催され、演奏会には、村内外から大勢の老若男女が訪れる中、読谷中や嘉手納中、越来中(沖縄市)、嘉数中(宜野湾市)の吹奏楽部の生徒らも友情応援に駆け付けた。
会場には高らかに”ファンファーレ”が鳴り響く中、華々しくステージが開幕。
館内には次々に吹奏楽部の奏でるメロディーが流れ、その卓越した演奏に、聴衆は深い感動を受け、ステージドリル(マーチング)では”アンコール”の声も飛び出した。
またステージでは今回を最後に同校を離任し退職するという仲尾顧問に対し、これまで古堅中学校吹奏楽部を全国トップクラスのレベルにまで導いた輝かしい実績に、吹奏楽部の在校生や卒業生、その父母や教師ら多くの関係者らが感謝の花束を贈り、その功績を讃えた。
これに仲尾顧問は「教論を退職しても、今後も県のマーチング発展のために指導者として残る。私が離任しても古堅中の吹奏楽部は継承されるので心配しなしでほしい」と声を詰まらせた。
なお、演奏会でのプログラムは、第一部がオリジナル曲(三曲)、第二部・ポピュラー曲(六曲)、第三部ステージドリル(五曲)が披露された。