行政相談員として七期十四年にわたり行政における村民の苦情や相談に情熱を傾けてこられた石嶺伝慶氏(79歳・比謝四四〇番地の一)が勇退なされ、氏の長年の功績に対してこの程、国務大臣総務庁長官から感謝状が授与されました。
石嶺氏が総務庁長官から行政相談員として委嘱されたのが昭和五十六年(一九八一)。以来、今日まで村民の声に耳を傾け、親身になって頑張ってこられました。その実績に対し、昭和五十九年には沖縄行政監察事務所長より表彰され、平成七年には総務庁長官表彰に輝いています。今回の表彰は、氏が永年にわたる行政相談制度の発展に寄与した功績を称えるもので、感謝状の贈呈式は四月十九日に役場村長室にて行われ、布田功男総務庁沖縄行政監察事務所長から石嶺氏に手渡されました。
この栄えある受賞に、山内村長は「行政への苦情処理や親身になって村民の相談相手となっていただいた石嶺氏に感謝している」と称える一方、同席した後任の比嘉蕃信氏に対して「頑張ってご活躍をしていただきたい」と述べた。これに、石嶺氏は「皆様方のご協力で無事に努めることができた。私同様に後任の比嘉氏にもご協力をお願いしたい」と述べられた。