アンデパンダン展は、かつてフランス(パリ)で起こった新しい芸術運動で、出展作品は無審査・無表彰の公募展であることから、誰でも自由に参加できる展示会。
本村では新しい文化活動の芽を育んでいく環境づくりの第一歩として、地域の中から主体的、意欲的に芸術への挑戦を試みることにより、より豊かな文化性を高めようと毎年開催している。
第十五回目を迎えたオープニングセレモニーでは、山内村長が即興の琉歌を披露するとともに、「各部門の方々の協力でアンデパンダン展も一層充実し、各種ジャンルの素晴らしい作品が展示されている。これは村民の大きな誇りだ」と出展者を称え、またテープカットは第十五回を記念し、総勢十五人の関係者らで取り行われた。
今回のアンデパンダン展への出展作品は、絵画(47点)、書道(47点)、ペン習字(10点)、焼物(53点)、彫刻(5点)、染織(8点)、ガラス工芸(8点)、漆器(2点)、写真(14点)、華道(44点)と十部門のジャンルにわたる見事な作品を展示。バラエティーに富んだ作品の数々は、観賞した人々に大きな感動を与えていた。
また、美術館では総合芸術をめざしていることから、今回、テノールの知花章氏(瀬名波区)を招き、オペラ・リゴレットの一節「オーソレミヨ」を披露。知花氏の歌うテノールの美声は、館内に響きわたり、訪れた人々から絶賛の拍手が送られていた。