読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1995年8月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】読谷村・嘉手納町 ごみ処理施設を建設(比謝川行政事務組合)

嘉手納町と読谷村で組織する比謝川行政事務組合(管理者・宮城篤実嘉手納町長、副管理者・山内徳信読谷村長)が建設する「ごみ処理施設建設工事」の起工式が七月五日午前に嘉手納町で挙行され、工事の安全祈願が行われました。

 比謝川行政事務組合は嘉手納町と読谷村の両町村が連携し、効率的な合同ごみ処理体制をめざすために今年の四月一日に発足。これに伴い、嘉手納町久得のごみ焼却施設「嘉手納町環境美化センター」は同事務組合へと名称変更された。
 現在、嘉手納町の全域のごみと読谷村の六割のごみは同センターで焼却され、本村の最終処分場に運ばれている。だが、この焼却炉は一日あたり約三〇トンの焼却能力しかなく、読谷村の全域分は処理出来ない。このことから今後の人口の伸び率を計算に入れ、現施設の二倍以上の処理能力(約七〇トン)を持つ新焼却炉を建設することになった。
 起工式は関係者ら約百五十人が参加する中、工事の安全祈願や鍬入れ式が行われた後、祝賀会へと移った。
 祝宴では山内村長が開会の言葉を述べ、管理者を代表して宮城町長が「両町村が力を合わせて進めてきた大きな事業が、ここまでこぎつけられ感無量だ。施設は時代を先取りしたごみ処理施設で高い専門的な技術が必要。環境問題は極めて重要な課題であり、きたるべき時代の展望を皆さんの力で切り開いてほしい」とあいさつし、その後は全員で乾杯の祝杯を挙げ、ごみ処理施設の着工を祝った。
 今回着工されたごみ処理施設の敷地は約七千百平方㍍で、一部(嘉手納弾薬庫)共同使用。総事業費は三十七億三七〇〇万円で、平成十年三月完成の予定。

【所在地】
●嘉手納町字久得二四ニノ一
【事業主体】
●比謝川行政事務組合
■956-5936

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