読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1995年8月発行 広報よみたん / 9頁

【見出し】交通安全は村ぐるみで!「交通事故抑止村民総決起大会」

「人命はすべてに優先する」「日本一交通安全な村」をめざして幅広い村民運動を展開しようと六月二十六日午後、「読谷村交通事故抑止村民総決起大会」(読谷村、村教育委員会主催)が村総合福祉センターで開かれ、村ぐるみで交通死亡事故の防止及び抑止に取り組むことを確認した。

【関係団体で不退転の決意
 今回開かれた村民大会は、去る四月末日から僅か2ヵ月の間に本村内で三件の交通死亡事故が発生し、憂慮すべき非常事態の状況にあることから、各関係団体や村民が一体になって交通死亡事故の防止及び抑止に向け、村民ぐるみの運動を展開することを目的に開かれたもの。
 村民大会には役場や議会、嘉手納警察署、読谷村交通安全母の会などを含め、各関係団体(19組織)から約四百人の人々が参加する中、主催者を代表して山内村長は「事故防止は自分との闘い。三万三千余の村民一人びとりが誘惑や雰囲気に負けない強い意志を持ち、日本一交通安全な村を築いていこう」と呼び掛け、儀保議会議長は「村民に意識を啓蒙しようと議会でも事故抑止の決議をした。交通戦争で多くの人命が失われていくのが心苦しく、くやしい気持ちである。我が村から一切の交通事故を無くすために啓豪活動にがんばろう」と述べ、また、宇栄原幸男嘉手納警察署長は「命どう宝・大会を契機に全県、全国のモデルになるように期待している。嘉手納警察署も誠心誠意努力していく」と激励した。
 引き続き、比嘉サチ子読谷村交通安全母の会会長や山内英一読谷村区長会会長、砂辺松善校務研究会会長、金城広史読谷村青年団協議会会長らによる決意表明が行われた後、比嘉信子読谷村婦人会会長が大会宣言、スローガンを朗読し、満場一致で採択。不退転の決意で交通死亡事故抑止に取り組むことが確認された。大会終了後は北と南に別れての車両による街頭パレードヘと移り、交通安全を訴えた。

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