村立・読谷保育所(島袋フジエ所長)が創立30周年を迎えたことから、同保育所では七月一日午前、職員や園児、その父母ら約七十人が集い、保育所の30歳の誕生日を祝った。
歌って踊って作った
読谷保育所は児童福祉施設として一九六五年七月一日に設立。以来、今日までの長きにわたって数多くの児童を育ててきた。
園内には一九八六年の第21回から一九九五年の第30回卒業記念の写真スナップが読谷保育所の歴史を紹介すると共に、母親の知花裕子さんが30年を記念して作った手まり30個が会場を飾った。
誕生会では全園児が元気な声で歌を歌い、続いて保母や父母らが祝いの舞「かぎやで風」を踊って祝宴に華を添える一方、式では島袋所長が30年の歩みを語る中で、「一つびとつの積み重ねで今後とも地域の方々のニーズに応えるための保育所でありたい」とあいさつ。また、知花サダエ厚生課長は「いたわりの心を育てるような保育所をめざしていただきたい」と祝辞を述べた。
その後は、知花實氏を講師に、参加者全員による「陶芸教室」が行われ、親子で楽しそうに土に親しんでいた。