読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1995年9月発行 広報よみたん / 13頁

【見出し】常夏の海水浴に歓声 (北海道・池田町&読谷村児童生徒交流)

 北海道池田町・読谷村児童生徒交流事業も今年で十四回目を迎え、両町村の交流の絆はますます深められている。
 交流事業は、冬には北海道・池田町で、夏は沖縄・読谷村で行われ、相互の児童生徒が交流を通してそれぞれの地域の文化や生活習慣、風習などを体験学習させ、次代を担う青少年の人材育成に努めている。
 今回(夏)の交流は七月七日~十二日の日程で行われ、引率を含め児童生徒ら十七人(根本寿一団長)が本村を訪れた。
 交流団の一行は、到着初日に「歓迎会」へと望み、お互いのパートナー(民泊家庭)との対面や双方の芸能を交換して親交を深めた。
 翌二日目(八日)は山内村長の講話をはじめ、村内の名所旧跡などを視察する一方、やちむんの里の陶芸研修所ではシーサーの面づくりを楽しんだ。三日目(九日)は民泊家庭との自由行動で終日ふれあい、四日目(十日)にはパートナーの学校訪問で、多くの友達をつくった。この日の午後は待ちに待った海水浴。残波ビーチに繰り出した児童生徒らは、海水浴やガラスボート遊覧、スイカ割りなどに興じ、常夏の海を思う存分に満喫。特にガラスボート遊覧では海中に群舞する熱帯魚や色とりどりの珊瑚礁の素晴らしさに、大きな歓声をあげていた。
 五日目(十一日)は県内視察へと出発し、首里城やひめゆりの塔を見学する一方、北霊の塔では全員で菊の花を捧げ、御霊を慰めた。
 その日の夕方には「お別れ会」が催され、池田町から送られてきた北海道の味「チャンチャン鍋(鮭の野菜みそ炒め風)」や「マトン(羊)のバーベキュー」に舌鼓をうちながら和やかに交流を深め、別れを惜しんだ。
 交流を終えた一行は十二日に読谷を発ち、全員が元気に帰路の途についた。

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