読谷村青年団協議会(金城広史会長)主催の「第十三回青年エイサーまつり」が八月二十日午後、平和の盛り球場にて開かれ、訪れた二千人余び観衆を魅了した。
躍動感に満ちあふれ、熱気みなぎる勇壮な青年エイサーは、読青協の夏の風物詩、夏のイベントとしてすっかり定着。読谷村の明日を担う青年らが一堂に会して繰り広げる伝統芸能・エイサーは、勇壮にして圧巻。
まつりは、儀間青年会の演技を皮切りに、各字の青年男女がそれぞれの地域に誇る伝統エイサーを次々に披露。力強く鳴り響く太鼓の音、歌や三線にのって、「スリサーサッ」「ハーイヤ」の掛け声とともに踊るダイナミックな男性と華やかに舞う女性の演舞は、勇壮にして華麗。若者らの躍動的で変化に富んだ演技の数々は、大勢の観衆を魅了し、ほとばしる青年パワーの熱気に、球場の水銀燈も遂にオーバーヒートか?、高志保育年会の演技の最中には照明が落ちる一幕もあり、それでも演技を続行する青年の情熱に、観客も拍手と指笛で盛んな声援を送っていた。
今年の青年エイサーまつりには、村内二十三字中、十五
字の青年会約八百人が出場し、年々参加する青年会も増え、充実発展している(平成五年は十二字が、平成六年は十三字が出場)。今回のまつりには古堅青年会が参加したのをはじめ、楚辺青年会に大太鼓を打つ女性(知花小百合さん)が登場して話題を集め、華やいだ。また、同日に催された「第四十回沖縄全島エイサーまつり」(沖縄市コザ運動公園で開催)に、座喜味青年会が参加し、本村の伝統エイサーを披露した。
①儀間青年会
②波平青年会
③比謝青年会
④渡慶次青年会
⑤伊良皆青年会
⑥大木青年会
⑦古堅青年会
⑧楚辺青年会
⑨高志保青年会
⑩都屋青年会
⑪長浜青年会
⑫瀬名波青年会
⑬宇座青年会
⑭喜名青年会
⑮座喜味青年会