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1996年1月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】全国大会で2年連続の金賞(古中) 地域芸能を満喫(古小)

「第八回全日本マーチングフェスティバル」(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が十一月十九日に千葉県で開かれ、古堅中学校吹奏楽部が見事に二年連続で金賞に輝いた

この全日本マーチングフェスティバルには、全国の小、中、高校合わせて六百五十八校から選ばれた四十四校が出場し、規定課題を組み入れて演技・演奏する「パレードコンテストの部」と自由に演技・演奏する「フェスティバルの部」で、日頃鍛えた技が競われた。
 古堅中学校(砂辺松善校長)の吹奏楽部六十二人は、九州代表として「パレードコンテストの部」に出場。そして審査の結果、二年連続で金賞を射止め全国の頂点に輝いた。
 十一月二十日午前、同吹奏楽部では金賞を土産に役場を訪れ、喜びいっぱいの受賞報告。その中で砂辺校長は「金賞受賞の演技は勿論だが、何よりも嬉しかったのは、生徒たちの生活態度がとても良く、感心した」と述べ、また、比嘉良枝部長は「練習どおりの力を発揮することが出来、良い成績を残せたので嬉しい」、長浜安代さんは「全国レベルの大会で賞がとれるか心配だった」、荷川取奈季さんは「緊張したけど練習どおりの演技ができたので良かった」とそれぞれに大会での心境を語った。
 役場では当真嗣清助役が報告を受け、全国大会での金賞受賞の快挙に「日本一の成績は実に素晴らしい。今後もますます頑張ってほしい」と激励し、同校の栄誉を称えた。

 十一月十八日夕、「第三回古小地域芸能のつどい」(同校PTA主催)が体育館内で開かれ、児童生徒や父母、教諭らが一緒になって歌や琉舞など多彩な演技を披露して賑わった。
 地域芸能のつどいは、『学校と地域が連携し、芸能を通して地域社会全体による教育の機運をつくろう』と三年前から取り組まれ、古堅小学校の校区(楚辺、大添、大木、伊良皆)の子ども会をはじめ、婦人会や老人会、青年会らが出演。楚辺老人会と古小三味線クラブの共演による古典音楽でステージが幕を開け、「かぎやで風」や「鳩間節」などの琉舞をはじめ、「手話コーラス」、「ピアノと笛の合奏」、日舞「古城」、「子供獅子舞」に「エイサー」などの十二演目の芸能が展開され、会場を訪れた大勢の父母らを楽しませた。
 なお、同校PTAは、去る十月二十一日に開催された「九州ブロックPTA協議会」で、『組織運営に優れた活動をしている」と認められ、同協議会から表彰されている。

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