「第二十五回全沖縄美化コンクール」(沖縄県婦人連合会、沖縄タイムス社主催)で、本村の座喜味婦人会が最優秀賞(県知事賞)に輝くという快挙を遂げました。
同美化コンクールは、ふるさとを汚さない地域の美化活動や緑と花いっぱい運動、省資源・リサイクル・環境保護問題とも関連して、婦人会を中心に子ども会、青年会、老人クラブなど地域ぐるみでふるさとを緑と花で包む運動を推進することを目標に実施されているもの。
座喜味婦人会の花園は、十月二十日に行われた中部地区審査で中部地区代表としての栄冠を獲得。そして、県コンクールの本審査(二十七日)では、『県道12号沿いの花園や、花と緑をかみ合わせた石垣塀などは色鮮やかで、細かさ、配色も見事。キバノタイワンレンギョウであしらった沿道花園もドライバーの目を引く。広範囲にわたって花園や公園の清掃管理が徹底されており、ドライブを休めてゆっくり眺めてみたいポイントが多い』と評され、見事に最優秀賞に輝いた。
表彰式は十一月十日、「第四十五回婦人大会」(宮古の平良市民会館)で行われ、本村の座喜味婦人会(仲宗根るい子会長)が栄えある表彰状を受賞した。
素晴らしい表彰に、同婦人会では十一月十三日午前に役場を訪れ、山内村長に嬉しい受賞報告。これに、山内村長は「緑や花いっぱい運動は人間の心を良くすることにもつながる。当初は道路上のゴミを拾うことに抵抗があったが今ではそれが美徳という気持ちになってきている。みんなが環境問題に気を配っていけば素晴らしい環境の村になる。気を緩めることなくみんなが支えあって、今後も美しい環境づくりの運動をしていただきたい」と座喜味婦人会の最優秀賞受賞を絶賛し、激励した。
戦後五〇年を記念し、今年初めて行われた「文化協会賞表彰式」(県文化協会主催)が十一月八日、那覇市内のホテルで開かれ、地域の伝統文化の向上に尽くした個人や団体が表彰された。
この表彰式で、本村の座喜味棒保存会(屋我平栄会長)が団体の部で表彰され、個人の部では山田真萬氏(陶芸)、知花行雄氏(三線)、新垣満子氏(舞踊)が表彰を受けました。
この栄えある受賞に、読谷文化協会の岳原宜正会長はじめ、受賞者の皆さん方が役場に山内村長を訪れ、受賞を報告(十一月十三日午後)。
席上、山内村長は「長年の懸案であった文化協会が出来て喜ばしい。十九部会と読谷の地域特性を生かし、内容も豊富で充実した感じを受けている」と話した上で、「(芸能芸術は)若い青少年に確実に継承されており、素晴らしい限りだ。これは一朝一夕にできたものではなく皆様方の後継者育成に寄せる努力のおかげです。今日までの貢献に感謝し敬意を表します」と受賞者らを称え、共に喜びを分かち合った。