読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年1月発行 広報よみたん / 14頁

【見出し】「生活指導士」に認定(山内節子さん) 認定農業者誕生

 十一月十日、那覇市内で行われた「平成七年度沖縄県農業士・生活指導士認定式」(沖縄県農林水産部主催)で、本村の山内節子さん(55歳・座喜味九十二番地)が、生活指導士として認定されました。
 生活指導士は、地域の農漁村女性の主体的社会参加を促進するとともに、その活動を通じて本県の農林水産業の振興及び農漁家生活の向上に資することを目的に認定され、その役割には、①農漁家生活の実践と知識、技術を有し、地域のリーダーとしての役割。②農漁村女性の地域向上に関する推進者の役割。③農漁村女性団体活動等の推進者及び現地における情報の提供者としての役割。④市町村及び県農林水産行政への提言と地域農業振興協力者としての役割。⑤農村青少年及び農村青少年グループに対する指導者としての役割などの活動が期待されている。
 山内さんの認定は、優れた管理能力等を有し、他の人の模範となり信頼を受け、地域に貢献していることが高く評価されたもの。十一月十四日午後、生活指導士としての認定に伴い、山内さんが役場を訪れ、山内村長に報告を行いました。

 農業経営基盤強化促進法による「認定農業者制度」が平成六年度からスタートし、各市町村で認定農業者が誕生しています。
 これは、いま農業の担い手が減少し、地域農業の維持が深刻な状況となっていることから、プロの経営を目指す意欲のある農家を重点的に支援していこうとする制度で、農家が自分の経営目標である「農業改善計画」を市町村に提出し、その取り組む経営規模や栽培技術、経営管理方法などを市町村が認定するもので、読谷村では今回、二人の農家が認定されました。
 認定を受けたのは、
▼比嘉文雄氏(喜名四七八)
▼石嶺伝康氏(喜名一九四)
で、認定書の交付式は十一月二十四日午前に行われ、山内村長から両氏に認定書が交付されました。
 認定の有効期間は、いずれも平成七年十一月十七日~平成十二年十一月十六日までの五年間。

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