古堅小学校5年 桃原愛佳
私たち古堅小学校は、沖縄県の代表として「人権の花」を育てることになりました。
朝、学校に来るとみんなで植えた人権の花が「おはよう」と言っているように、元気に咲いています。私は、そんな花を見て、「大切に育てていこう」と思いました。
いままでの私は、花なんか見むきもしないで、水だけあげればいいと思っていましたが人権の花を育てるということになって、花を大事にするという気持ちがだんだん大きくなってきました。
最初、人権の花ということを聞いて、「いやだなあ。めんどくさいなあ」と思っていましたが、五時間目に体育館で人権の花を植えるというときに、「花を大切にしたい」という人の気持ちが分かってきました。
私は、今まで花を大事にしたことがなかったのですが、「人権の花を育てよう」ということで、私の花を見る心がちがってきました。
花なんて、かれたら終りと思っていましたが、そうではありませんでした。
花は自分では水は飲めないのです。
花は、人が水をあげればその水をあげた人の気持ちで育つのです。
そんな事を気づいてあげなかった私は、はずかしくてたまりませんでした。やっぱりそう思っていた私の花は、すぐかれてしまいました。でも、人権の花を育ててから、花への気持ちがちがってきた私の花は今、いっぱい咲いています。花への気持ちが、まだ分からない人に教えてあげたいくらいです。
花は、自分の「気持ち」で咲くのです。たぶん前の私みたいに、花はかれたら終りと思っている人の花は、ただのざっそうみたいに、かれていると思います。
今年、沖縄県の代表として選ばれた古堅小学校は、前から先生方の努力で花、緑の多い学校といわれていました。
私は、古堅小学校が人権の花を育てるということに選ばれて、よかったなあと思います。私に、花をきちんと育てるという気持ちを、もたせてくれた花さん、どうもありがとう。
「人権の花」それは、「花を大事にする」という人々の気持ちで、作られたかもしれません。
私は、「人の心で花は咲く」ということが分かりました。
これからも、「花を大事にする」という心を忘れないで、花を大事に育てようと思います。