読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年3月発行 広報よみたん / 16頁

【見出し】”きもの装いの女王”に松田美奈さん ~全日本きもの装いコンテスト沖縄大会~

 二月四日に那覇市民会館で行われた「’96全日本きもの装いコンテストきものフェスティバル沖縄大会」(全日本きものコンサルタント協会主催)で、本村の松田美奈さん(24歳・楚辺区)が見事に女王の栄冠に輝きました。
この大会には、ちびっ子から外国人まで二百八十人が出場し、和服の美が競われました。
 コンテストには、振袖や留袖、カジュアル、男性や子供、外国人などの部門があり、競技は先ず、出場者各自がステージに立ち、用意したきものを十分以内で着付けをし、その審査は、①装い、②容姿、③立居振舞、④情緒、⑤言葉使い、⑥作文(きものと私)の六つの点で厳正に審査されるという。特にその部門の中でも、頂点が「きもの装いの女王」といわれます。
 今大会で見事に女王の座を射止めた松田美奈さんは、役場(議会事務局)に努めるチャーミングな女性。その明るい人柄は職場でも人気の的で、職務に頑張る傍ら、青年会活動やスポーツにも積極的に参加するなど、その活動範囲も幅広い。
 そんな美奈さんがきもの装いの女王に輝いたことで、二月八日午後、池原きもの学院(比謝在)の池原ユキ講師と美奈さんが連れ立って山内村長に報告。席上、山内村長は「私たちの仲間の美奈さんが見事に全日本フェスティバル沖縄大会で優勝を果たし、喜びでいっぱい。全国大会でも優勝できるよう頑張ってほしい。この晴れ姿を職員や村民の方々にぜひ紹介したい」と賛辞を送り、これに池原講師は「素晴らしい席を設けていただくことに感謝します」と話した上で、「今大会には学院から七人が出場し、振袖の部と外人の部で二位、留袖とカジュアルの部で三位の成績を納めることができました。きもの装いのコンテストは、観衆の前で自分で着付け、優雅に美しく綺麗に立ち振る舞う姿勢がポイント。その点、美奈さんは言葉使いやマナーなどいずれも素晴らしかった。読谷村の誇りじゃないかと思う」と述べました。
 引き続き、役場ロビーで披露された美奈さんの晴れ着姿に、職場仲間が祝福の拍手。多くの同僚を前に、緊張の面持ちであいさっした美奈さんは「このような素晴らしい賞をいただき喜びでいっぱい。女王の重みと責任を感じています。全国大会に向けて更に技術を磨き、読谷村をピーアールしていきたいと思います」と語り、目を潤ませていました。
 なお、「日本きもの装い全国大会」は、四月二十一日に東京のNHKホールで行われるということです。
全国大会での輝かしい成績を期待しましょう。

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