読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年4月発行 広報よみたん / 4頁

【見出し】-14回-北海道(池田町)で交流を深めました。白銀の世界へ レクゲームに楽しむ笑顔

 寒くて、一面白銀の世界へようこそ-----。
 第十四回目の北海道池田町との児童生徒交流会が、二月五日~十日までの日程で行われ、読谷の各小・中学校から男女一名に、引率三名の計十七人(団長=大城正憲古堅小学校校長)が冬の池田町を訪問し、交流を深めました。
 交流会初日、白銀を見て興奮さめやらぬ間に行われた歓迎会では、交流団の他に民泊を受け持つ家族や学校長などの関係者らが集う中、読谷村交流団員一人一人が池田町での抱負を語り、和やかな交流初日になりました。
 二日目は、池田町の小学校(三校)と中学校(一校)を全員で訪問し、それぞれの学校でエイサーを披露して児童生徒間の交流を深めると共に、役場では大石和也町長の講話が行われました。
 本交流は、例年パートナーの学校へそれぞれが訪問して、いましたが、「池佃の子供連全員に、沖縄のエイサーを見せていただきたい」という要望で今回実現することができました。各小中学校とも趣向をこらし、合唱や地域クイズ、吹奏楽等それぞれの学校の特色で、私達一行を温かく迎えて下さいました。授業の合間に時間を作っていただき、大変だったとは思いますが、楽しい一時ではなかったのでしょうか。
 四日目、五日目は読谷交流団の全員が心待ちにしていたウィンタースポーツでした。初めて雪を体験する子供もいて、スキーで滑って転び、スケートで滑って転びと、忘れられない貴重な体験学習になりました。
 最終日の夜はお別れ会です。池田町の手作り料理や琉球料理等に舌鼓をうち、読谷の児童生徒らは「帰りたくない」。民泊家庭からは「帰したくない」「娘のようで、沖縄に帰すのがつらい」とすっかり家族の一員のように、兄弟同士になってしまいました。
 冬の北海道、五泊六日の池田での交流会。一年間を通して子供連の交流が続けられていきますが、今回で十四回を数え、総勢二四〇人余りの子供連や大人の皆さんが交流を深め、家族同士の深いお付き合いが続けられています。子供達を通して親達や大人達の交流も深まり、北海道池田町と沖縄県読谷村との北と南の遠い自治体が、本当に近い「町」「村」になりました。成長期の子供達、今回の体験を通して学んだ事をいかし、今後の子供連の活躍を期待しています。
【報告者】
 交流団事務局 山内昌直

 県補助を受け、施設機能強化推進事業の一環として「地域交流スポーツ大会」(知念長子高志保園園長主催)が二月二十七日午後、村勤労者体育センターで行われました。福祉施設間の交流を深めよう---と開かれたスポーツ交流には高志保園をはじめ、残波かりゆし学園、よみたん救護園、都屋の里から多くの園生や職員らが集いました。
ゲームの講師には、レクリエーションコーディネーター・山内源徳氏(日本レクリエーション公認)が招かれて指導。楽しいレクリエーションゲームに、どの園生の顔にも嬉しい笑顔が弾け、また、その後に行われた軽スポーツ競技(フライングディスク・アキュラシー=網の輪の中にフリスビーを投げ入れる競技)では、金・銀・銅メダルを目指した各チームが、和気あいあいと競技に頑張りました。

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