読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年4月発行 広報よみたん / 16頁

【見出し】~福祉文化のかおるムラづくり~『地域福祉活動計画』を答申 <福祉に10万円寄付> 心身をリフレッシュしよう

 二十一世紀を見すえた社会福祉協議会の発展強化を図ろうと、読谷村社会福祉協議会(山内徳信会長=村長)では去る二月九日に地域福祉活動計画策定委員会(新垣松蔵委員長〕を設置し、同委員会に「地域福祉活動計画」の策定を諮問しました。
 これを受け、同委員会では関係機関や関係団体の代表で構成する策定委員を選任し、精力的に活動計画づくりの取り組みを行ってきました。
 そしてこの程、第四回の策定委員会を踏まえた「地域福祉活動計画」が策定され、同計画は三月六日に読谷村地域福祉活動計画「よみたんブーゲンビレア21」として、新垣委員長から山内村長に答申されました。
 同計画の基本目標は、本村がめざす「人間性豊かな環境・文化村」を民間福祉の立場から推進していくこととして、目標を「福祉文化のかおるムラづくり」とし、サブテーマを「みんなが参加し、みんなでっくる安心と住みよい『よみたん』」と定め、活動を展開するとしています。
 この答申を受け、山内村長は「りっぱな答申を大事に受けとめて一歩一歩前進するよう、有効適切な対応をしていきたい」と応えました。

 無憂華を舞う---と題して二月十一日に村総合福祉センターで舞踊のチャリティー公演(無憂華の会主催)が催され、公演の収益金の一部が福祉に寄付されました。
 寄付金は、同会の山田多津子会主ら関係者が役場を訪れ、山内村長に十万円を託しました。

 本村初の「読谷村在宅介護者の集い」が、去る二月二十二日午後、村総合福祉センターで行われ、介護者同士が日頃の悩みや体験を語り合いました。
 これは、家庭で寝たきりのお年寄りや障害者の介護に当たっている介護者を対象に、日頃の悩みや体験を交流するとともに、日頃の介護疲れを癒し、心身のリフレッシュを図ることを目的に、役場厚生課や環境保健課、村社会福祉協議会の共催により行われたもの。
 会場内には紙オムツなどの「介護用品展示コーナー」が紹介される中、集いには民生児童委員や保健婦らに加え、多くの福祉関係者らが参加して、和やかに交流が深められました。
 その中で、山内徳信社会福祉協議会会長(村長)は「日頃の悩みや苦しみを体験交流をしながら話し合い、一人で悩まずお互いが助け合い、有意義な交流をしていきましょう」と述べ、また、島袋剛コザ保健所所長は「福祉は一つ一つ積み上げてできるもの。自分のためにも次の世代のためにもリラックスして一生懸命に頑張っていきましょう」と激励しました。
 会場では引き続き、曽根佐智子さんの音頭で全員がレクリエーションやダンスを楽しんだのをはじめ、二人の婦人による体験発表やグループ懇談会などが行われました。

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