読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年4月発行 広報よみたん / 8頁

【見出し】(4)生活環境の整備に関する施策

(4)生活環境の整備に関する施策
 健康で文化的な生活を享受するためには生活環境の整備がきわめて重要な事業であり、明るく住みよい村づくりの基本であります。その具体的な施策として次のような事業を実施してまいります。
 上水道は快適な生活を維持していく上で欠くことのできない基盤施設であり、今年度も水道施設整備計画に基づき、長浜・高志保・古堅地内配水管布設工事をはじめ、既設の老朽管の布設替えや、漏水防止対策等を実施し、水の安定供給に努めてまいります。
 道路につきましては、これまで数多くの村道等を整備してまいりましたが、今年度は次の事業を実施してまいります。
 新規事業として比謝四号線を整備し、継続事業では書名移転先地公共施設整備事業をはじめ、座喜味西線、大木・上地線の整備を進めてまいります。また村内初の四車線道路である中央残波線は、昨年に引き続き用地取得をしてまいります。
 排水路整備は、新規に比謝地内配水路工事を進めてまいります。下水道整備は、楚辺地内で事業が着手して以来六年目が経過いたしました。その間、下水道管の工事が約七㎞、処理場の処理槽及び管理棟が完成いたします。本年度は残る下水道管の整備約三.五㎞と処理場の仕上げとしての外構工事を実施するとともに、年度中途に供用開始の計画であり、特別会計を設置する等、それに向けて具体的な取り組みをしてまいります。
 公園整備事業は、残波岬公園、座喜味城跡公園、泊城公園を継続整備していくとともに、併せて、新規に比謝スポーツレクリエーション施設の整備を進めてまいります。
 交通安全対策は、現在の車社会にとって欠くことのできない事業であります。交通事故をなくし、より安全で快適な社会環境を創り出すためにも、村民が交通ルールを守り、事故防止への自覚を持つことが大切であります。こうした観点から、各字、各地域、各職場の皆様方のご協力を得て、各期における交通安全運動を積極的に展開していくとともに、道路反射鏡、区間線設置などの施設整備に努めてまいります。
また、バス停留所の上屋設置は、昨年同様3カ所の設置を予定しております。
防犯対策については、関係機関との連携のもと青少年の健全育成及び地域環境浄化運動を進め、犯罪のない明るい村づくりを推進し、併せて、防犯灯の設置工事を継続実施してまいります。
昨年、県内関係機関の協力を得て、読谷村地域防災計画を策定いたしました。自然災害の発生は予想が困難でありますが、発生した災害への対応策につきましては、被災直後の初期対応が極めて重要であります。
地域防災計画を基に、災害時緊急動員体制、県内関係機関の連絡体制を密にし、さらに、各団体並びに地域共同体による自主防災活動による対応を講ずるとともに、防災訓練や防災意識の啓発、高揚に努めてまいります。
また、消防行政においては、災害現場での救助活動をより適切に遂行するため、最新の高規格装備された救助工作車両を購入し、複雑多様化していく災害に対処できる消防体制の充実強化を図ってまいります。
環境衛生につきましては、生活様式の多様化や消費意識の変化に伴い一般廃棄物の廃出量が年々増加する一方であります。その対策として、資源ごみ集団回収奨励金、生ごみ処理容器の購入補助を継続し、空き缶自動圧縮機の活用を図り、資源の再利用に努めてまいります。さらに、し尿の広域処理、火葬業務、野犬対策及ぴ衛生害虫等の駆除に努めてまいります。

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