読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年5月発行 広報よみたん / 16頁

【見出し】<第4期研修生> ブラジル・サンパウロから 儀間ひとみ来村~読谷村海外移住者子弟研修生受入事業~ 3月の村民人口 人口:34,255人(+13) 男:17,054人 女:17,201人

 コンピューター技術や沖縄の文化を学びたいと、ブラジル・サンパウロ市から儀間ひとみさん(二十歳)が第四期の海外移住者子弟研修生として三月二十八日に来村し、現在コンピュータ技術などを学んでいます。
 第四期生として来村したひとみさんは、渡慶次区出身の父新明さんと母・栄子さん(金武町出身)の長女で、沖縄生まれのブラジル育ちで一男三女の四人兄弟。彼女が一歳の時にブラジルに戻った。(父母はもともとはブラジルに移住しています)
 ひとみさんは本来、栄養士になることを夢見て大学に進学しましたが、第二期研修を終え帰国した友人の天久静香さんから沖縄での研修の様子を聞き、また彼女の勧めもあって、「いいな一と思って応募した。ブラジルでもコンピュータを使う機会が増えているので技術を習得したい」と語り、そのため大学には休学願いを出し、父母の古里・沖縄での研修を決意したと言う。彼女は現在、伯父・伯母の儀間新勝・真智子さん宅(渡慶次一一七一-四)に身を寄せ、沖縄市にある雇用促進事業団・職業能力開発短期大学校(具志幸昌校長)でコンピュータ技術の習得に頑張る傍ら、「貴重な時間を無駄にはしたくない」と、新垣満子琉舞研究所で琉球舞踊を、安田慶善野村流古典音楽研究所で三線を教わる一方で、「書道も学んでみたい」と話すなど、学ぶことへのチャレンジ精神は旺盛。彼女は漢字は未だ書けないものの、ひらがなやカタカナの読み書きや日本語は流暢に話すことができる。
 彼女が沖縄を訪れたのは今回が二度目で、彼女が十四歳の頃に祖母の米寿祝いに駆け
付け、古里で琉舞を披露し、親戚を喜ばせたと言う。
 なお、「読谷村海外移住者子弟研修生受入事業協力会」(当真嗣清会長11助役)では四月十日午後、一九九六年度の総会を開いて九五年度の事業や決算、九六年度事業計画及び予算などを承認すると共に、儀間ひとみさんの激励会を催し、交流・懇親を深めました。

3月の村人口
人口:34255人 (+13)
男:17054人
女:17201人
出生〔30〕 死亡〔22〕 転入〔210〕 転出〔205〕
世帯:9591 (+65)
( )は前月比

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