読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年6月発行 広報よみたん / 13頁

【見出し】読谷の自然(3) ~海をこえてきた哺乳類~ 「インドマングース」 こいのぼりのように大きくな~れ!

 一九一〇年にハプやネズミを駆除する目的で、インドから導入され、沖縄島と渡名喜島に放されました。その後、渡名喜島では定着することはなかったが、沖縄島では定着し、現在ではほぼ全域にすんでいます。つまり、マングースは沖縄の在来動物ではなく、移入された動物です。
 「ハブとマングースの決闘」は有名ですが、自然状態では、こうしたことが起こることは少ないようで、マングースがハブを減らすのに大きく役に立ったわけではないようです。
 逆に地上近くにすむ昆虫やカエル類や鳥類など在来の動物がエサとして捕獲されるため、在来動物への影響が心配されています。
 村内では、長田川上流の基地内や嘉手納弾薬庫近くの農耕地、低地森林、畜舎の周りなどで見られ、数も多いようです。
※【移入動物】
 他の地域から移入され、野外で繁殖して定着している動物を特に「帰化動物」とも言います。
 (嵩原建二・県立博物館学芸員)

 五月五日の「こどもの日」を前に、残波岬いこいの広場や村総合福祉センターで「こいのぼり掲揚式」が行われ、多くの園児らが元気にこいのぼりを上げました。
 残波岬いこいの広場では四月二十六日に読谷北保育所(上地洋子所長)の二歳~四歳の園児ら四十八人が、また、総合福祉センター中庭では五月二日に波平在のすこやか保育園(比嘉節子園長)の四歳児二十一人が参加。いこいの広場の掲揚式には当真嗣清助役が、福祉センターでの掲揚式には山内村長や大勢の民生児童委員らが出席する中、元気な園児らが歌声も高らかにこいのぼりを掲揚しました。
 福祉センターでの掲揚式には残波かりゆし学園の職員や園生、福祉作業所の園生らも参加し、一緒になって掲揚の喜びを分かち合いました。

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