読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年7月発行 広報よみたん / 9頁

【見出し】村の文化振興基金に200万円(株式会社)沖縄うみの園 Gコンペ収益金を寄付 ~琉球銀行読谷支店~ 多彩なイベントを展開 南海王国「琉球の風」

五月十五日午後、㈱沖縄うみの園の長嶺義仁代表取締役社長らが山内村長を訪ね、金二百万円を寄付しました。
これは、平成四年(一九九二)に沖縄うみの園にて展開されたNHK大河ドラマ『琉球の風』の撮影ロケ時において、「村はじめ村民あげて協力していただいたことに感謝の意を表したい」(長嶺社長)と寄贈されたもの。
この多額の寄付に対し、山内村長は「琉球の風・スタジオパークの建設や撮影を通して読谷村民は素晴らしい大河ドラマづくりに参加でき、目に見えない大きな喜びを感じた」と語り、「こうした歴史づくりやドラマづくりに協力できたことでも思い出になるのに、村の文化振興基金に高額な寄付をして頂き、村民を代表して心から感謝したいと思います」と述べました。

琉球銀行読谷支店の十周年を記念して、当行では去る四月十一日に「福祉チャリティーゴルフコンペ」を開催し、その収益金を村内の団体に寄付しました。
その寄付金の贈呈は五月九日午前、役場村長室にて行われ、下地栄支店長が残波かりゆし学園(十万円)や高志保園(八万円)、読谷村ゲートボール協会(五方円)、読谷村婦人会(五万円)に手渡しました。
席上、あいさつした下地支店長は「昭和六十一年に読谷支店が設立され、以来今日までに地域の金融機関として評価され表彰の栄誉を受けるなど村民の方々にはお世話になった。その恩返しの意味と十周年を記念として福祉チャリティーゴルフコンペを開いたところアロハゴルフ場をはじめ多数のご協力があり感謝している。今後とも文化村の一員として頑張っていきたい」と語り、これに山内村長や各団体代表らが、それぞれに感謝の言葉を述べました。

五月三日~六日のゴールデンウィークに、南海王国「琉球の風」(長嶺義仁沖縄うみの園代表取締役)では多彩なイベントが展開され、観光客をはじめ村内外から訪れた大勢の人々を楽しませました。園内においては郷土出身の著名マンガ家による原画展をメインに、昔懐かしい手づくり玩具(セミ、鯉のばり、コマ)の実演をはじめ、輪投げや矢投げ、フラフープや竹馬などの各種ゲームに子ども達が楽しそうに興じる一方、芸能ステージでは華やかな琉舞に太鼓演奏などが人々を魅了し、また吾遊びのアトラクションでは「谷茶前」や「海ぬチンボーラー」「汗水節」などの沖縄芸能の数々が繰り広げられ、フィナーレのカチャーシーでは観光客らも飛び入りで参加するなど、ゴールデンウィークの南海王国「琉球の風」園内は、・各種イベントや大勢の人々で賑わいを見せていました。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。