読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年7月発行 広報よみたん / 11頁

【見出し】国民年金保険料免除申請について 読谷高校定時制同窓会の皆様へのご協力願い

 経済的な理由などで、国民年金の保険料を納められないときは、保険料が免除される場合があります。しかし、保険料が免除された期間分については、将来受ける老齢基礎
年金の額が三分の一になってしまいます。これを満額にするには、後日資力が回復したとき(10年以内)に、当時の保険料を追納することが必要になります。
保険料が免除された場合でも、後で余裕ができたら、必ず追納し、満額の年金が受けられるようにしましよう。

法定免除
①生活保護法による生活扶助、らい予防法の生活保護を受けているとき。
②障害基礎年金、厚生年金などの障害年金を受けるとき。
申請免除
①所得がないとき
②地方税法上の障害者または寡婦で、年間所得が一定額以下のとき。
③その他、保険料を納付することが困難な特別な理由があるとき。
学生免除
国民年金には、20歳以上60歳未満の入は加入しなければならないので、学生も対象者で、保険料の納付義務があります。学生期間中の病気やケガによる障害についても保証する必要があることから、このような仕組みになっているわけです。一方、世帯主は世帯全員の被保険者の保険料を連帯して納付する義務を負うこととされています。そこで、親にとって負担があまり重くならないように、親の収入によっては保険料の納付を免除するという、学生のための免除基準が設けられています。ただし、学生・生徒本人に所得税が課せられている場合は、保険料を納める能力があるとみなされ、免除を受けることはできません。一般に学生とは、高等学校、高等専門学校、大学、大学院、短期大学、専修学校、各種学校(定時制・夜間部、通信教育を除く)等の学生・生徒を言います。
平成八年度の免除申請は、7月31日までに役場保険年金課へ申し出てください。

【国民年金保険料ロ座振替払いのご案内】
納期のたびに金融機関に行く必要がないので、特に仕事の忙しい方、不在がちの方等に便利です。
指定された口座から、自動的に払い込まれるので、納めわすれがありません。

読谷高校定時制課程は、昭和四十二年に第1期生96人(男子50人、女子46人)が入学して以来、来年の三月までに30年になります。卒業生の数も1188人になりました。現在の四年生のみ25人(男子22人、女子3人)在籍しております。この25人の在校生が全員卒業すると1213人の卒業生が社会に出ることになります。この内、読谷村出身者は八一三人で卒業生の67%です。

読高定時制が廃課程に
中・北部の定時制で普通科は読谷高校だけでした。入学希望者も多く、廃課程を惜しむ父母や同窓生も多いのですが、経済的ゆとりが高学歴社会を生み出し、全日制高等学校が増設され、中学卒業者数の減少と勤労青少年の激減によって、高等学校教育全般の見直しと定時制教育の制度改善が検討されました。その結果、平成九年三月で読高定時制が廃課程となることが決定しました。

記念事業を計画
定時制課程を閉じるにあたり、本校ではこれまでの生徒達の努力と栄光の軌跡を残すため、実行委員会を結成七、「記念誌の発行」と「記念碑の建立」を計画しております。読谷村からは、記念事業への現物給付と言うことで、一記念碑の石を給付してもらうよう交渉を進めているところです。しかし、それでも予算が足りません。同窓生の皆さんの協力金をよろしくお願いします。
協力会受付けの窓口は、沖縄銀行、琉球銀行、沖縄海邦銀行の各読谷支部に「振込用紙」を用意し、また読谷高校定時の職員室でも受付けておりますので、三〇〇〇円以上のご協力をよろしくお願い致します。
なお、同窓生の名簿作成もしておりますので、卒業時と現住所に異動がありましたら学校までご連絡下さい。より正確な名簿作成をしようと思っております。
℡ 学校956-2157

■読谷高校定時制廃課程実行委員会
実行委員会長・宮本春正(校長〕

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