読谷村民による米軍基地との闘いの原点は、一九七六年(昭和五一)七月十二日の「座り込み実力闘争の勝利」にあります。
本村の座喜味にかつては米軍不発弾処理場・集積所がありました。(アロハゴルフ場の西北側のところ)一九七〇年の五月頃からこの処理場での不発弾爆破処理が実施されるようになり、それに伴って座喜味や親志、喜名、長浜などの屋敷や畑などに破片が落下し、人命に危険を及ぼすような状態が度重なりました。
破片の落下事故の発生の度毎に、村や議会では米軍に対して危険な爆破処理は中止するよう申し入れてきましたが、米軍側は聞く耳を持たず、処理作業は強行され続けられました。
復帰後の一九七三年一月十一日での処理作業では毒ガス(催涙ガス)事故が発生し、読谷高校の生徒や教師らが目や喉に痛みを訴えという騒ぎが起きました。この事故をきっかけにして一月十八日には「毒ガス事件に対する抗議村民大会」が古堅中学校で開かれ、不発弾処理場撤去闘争への引き金となりました。
そして一九七五年七月十一日、米軍が不発弾処理作業を十二日に再開するという通知が行われたことから、村では強く反発し、村ぐるみでの実力阻止行動をとることを決めました。
処理作業予定日の早朝、処理場入口には村民二百人が陣取り座り込み闘争を展開。処理作業にきた米軍車両を阻止し、作業を断念させました。
この闘いがもとで翌年の九月、米軍は遂に「読谷不発弾処理場・集積所を閉鎖する」と発表。村民の不屈の闘いは勝利へと導かれ、基地の返還へとつながりました。
【読谷】三十日午後、読谷村座喜味通称ウトンガーにある「総合兵器爆発処理場」「不発弾処理場」で不発弾処理作業の際、爆発した■弾の破片が、■■㌔周辺に飛び散り近くのゴルフ場や■■■■地城に落下した。幸いけが人はなかったが、破片はいずれも㌢以上の大きさで、もし体に当たっていたら死傷者が出たはずと付近の人たちは戦々恐々。三十一日訴えを受けた読谷村や嘉手納町署、県警本部■■■■は早■、合同で■■■■を始めたが、処理場に通ずる道路にも鋭い■弾の破片が■■に散らばっていた。事態を重くみた読谷村は、那覇防衛省■■■や米軍側に■■に■■、■■■■■■に■処方を強く申し入れる考え。同不発弾処理場では、昨年一月米軍用のOSガスが漏れ、処理場南方にある読谷高校生や付近の住民たちが頭痛や吐き気を催して■れるなどの被害が出た。度重なる事故に読谷村や同村■■は同処理場の撤去運動に乗り出す考え。
■弾の破片が、飛び散ったのは三十日午後一時三十分ごろ、不発弾処理場から南東方向約八百五十■離れたアロハ・ゴルフセンター(池原■■■■長)のグリーンに一■、また約一㌔離れた大■建設の宅地■成■■に破片一■が落ちた。当時、大■建設の下請け工事のため、宅地■■■■にいた■建設監督の仲間■■さん(■)=金武■■■五二八=の話によると、不発弾処理場■、ドカンと音がするとともに土煙りが上がり、ヒューンと風を切る音、■■小■の■側にブスッとにぶい音がして■■の破片が、突き刺さった、という。同現場に突き刺さった破片は、長さ約十■で重さ約一㌔、真っ赤に焼け周辺の土を■■約二十㌢、深さ約十五㌢ほどえぐっていた。現場には約二千人の作業員がいたが、幸いけが人は出なかった。アロハゴルフ場では、■■■月二日午前九時三十分ごろに■長さ約二十一■、■七㌢、厚さ二■三㌢、重さ一、三㌔の破片が落下しこれで二回目。■■ゴルフ客を避難させたためけが人はなかった。さらに処理場から約八百㍍■方にある■■・■■次郎さんの■■■のガラスが割れるなどの被害が出ている。
三十一日の現場調査には、読谷村から山内徳信村長、■■■■委員長ら四人、警察側から■■■■■■■課長、長■県■■■■課長ら五人が参加した。不発弾処理場近くの通路にころがるカミソリの刃のようにとがった破片にびっくり。改めてズサンな爆発処理に驚いていた。
山内村長は「この調子では周辺各地に果てんが落ちていると見られる。万が一、死傷者が出ないとも限らない。■即■の■■は、■■次郎さんの焼き■もあり、県や村でも■■■■りの■所にしている貴重な地域だ」そして関係当局に話し合いがつくまで、不発弾処理も中止するよう■■で通告した。また、■■■■■■■に「もう少し処理場■■■して■のうを高く積むなど万全な対策にできないのか、早■、米軍に■■をとり、事故防止■■■■■」と話していた。この■■■■■■■■■■所に、■■■■■■■■■■午後一時ごろ■■■■■回行われた。■■■■■■■■■■■二十人に、■■■■■■■■■十時ごろ■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■」、■■■■■人が、■■■■■■■■ー■■■■スに行き、■■■■■■したか、米軍らは「■■■■■■■■てとり合わなかったという。
不発弾処理場■■■■■■■には、■■■■■■■■■■■■■危険■■■(判読不能)一■■■三千■点で、■■■■■■■午後四時■■■(判読不能)びっしり。■■■(判読不能)ス■■■(判読不能)ており、■■■(判読不能)ている。