【見出し】ヘリによる危険な「宙づり訓練」や「物資運輸送訓練」 へり、小学校スレスレ飛行 爆音朝礼を乱す 読谷 古堅小に類設の発着場 銃口は私に向けられた(読谷 比嘉さん恐怖と怒り)
また、トリイ基地内に陸軍特殊作戦部隊(グリーンベレー)が強行配備されて以来、読谷飛行場でのパラシュート降下演習はもっぱらそのグリーンベレーが演習を実施しています。(以前は海兵隊や空軍が実施していました)
グリーンベレーが実施するようになってからは、演習する頻度(実施回数)も高まり、それに伴って降下ミスも多くなってきました。演習の度毎に村民の生命・財産は絶えず危険な状況に置かれています。しかも、このグリーンベレーは降下演習のみか、トリイ基地内のヘリポート(古堅小学校に隣接)を使用しての「兵士の宙づり訓練」や「物資輸送訓練」を実施しています。これらの訓練では民家上空を低空で飛行し、ヘリコプターの離発着を繰り返すため、周辺の民家や古堅小学校に爆音を撒き散らし、住民生活や教育環境を著しく悪化させてまいりました。
「あれっ、こんな近くから。いったいどうしたんだ」ー。在沖米軍は二十六日午前七時四十三分から読谷補助飛行場で今年十回目のパラシュート降下訓練を実施したが、降下兵を乗せたヘリ発着場は古堅小学校南側のフェンスをひとつ隔てたわずか十数㍍のトリイ通信施設。CH-53大型ヘリの爆音が、朝礼で話している校長の声をかき消すほど。この日は十二回にわたり、延べ六十人の米陸軍特殊部隊(グリーン・ベレー)の隊員が降下。周辺の黙認耕作地に飛び降りた。が、小学校のすぐ近くから飛び立つ米軍の無神経さに、周辺の人たちは怒っている。
米軍は四月五日以降、パラシュート降下訓練を毎週火曜日に定期化しており、四週連続の実施。従来は朝礼が始まる前に終わっていた訓練が、この日は訓練の時間が延びて古堅小学校の時間と重なった。新入生を迎えて開かれたこの日の朝礼は、最初から米軍訓練のトバッチリを受けた。バタバタと空気を震わす爆音の中、渡久山朝章校長は式台の上から声を張り上げて「六年前に今日と同じように朝礼中の児童の頭上をかすめて兵士二人がフェンスぎりぎりで米軍施設内に降下する事件があった」と同校の置かれている現状について話した。
米軍のヘリは、パイロットが見えるほど同校に近いところから飛び立った。昨年四月十六日、渡久山校長、新崎盛繁村教育長らが米陸軍司令部に移設を申し入れ抗議するまで、校庭わきの施設内を低空でヘリが行き来したという。抗議文は受け取らなかったが、コースは若干変更された。しかし、同校は毎月、隔週火曜日の朝礼を行うため、パラシュート訓練の時間が延びると今後も重なる可能性が大きい。
訓練は、一回の降下で四人から六人が飛び降り、午前九時二十一分、十二回目の二人でこの日の訓練を終了した。訓練中は交通が規制され、入口で嘉手納署員や米海兵隊員らが警備に当たっていた。区では統一連などが抗議■を開いた。
《突然、銃声が2発 米軍暴発の1発主張》
【読谷】■■は2発。三発目の銃口は比嘉さんに向けられていた。四日未明、読谷村楚辺の米軍トリイステーションゲートでの発砲事件は米軍側の「一発で暴発だった」とする言い分と■■者の比嘉■■さん(四■)の■■とは真っ向から対立しており、今後大きな問題となりそうだ。比嘉さんによれば、ゲートのガードボックスにいた憲兵三人のうち、一人が酔っぱらっている調子で三度目の銃口を向けられた比嘉さんが恐ろしさのあまり、ボックスに近づくと他の憲兵が「帰れ、帰れ」と追い払うようなしぐさをした。このため夢中で帰宅した比嘉さんは奥さんに■■■■に■■させた。その後、■■員とゲートに■ったところ、銃口を向けていた憲兵の姿はなかったという。
比嘉さんは古堅中のPTA役員で、この日午後九時ごろ新たにPTA役員に選ばれた人の家に出向き、■■■をしながら酒を飲み(日本酒二合ぐらい)、午後二時半ごろ、ゲート前まで車で送ってもらい帰路についた。ゲート前には■■■■があるが、比嘉さんは子供たちの通学路であるフェンス沿いの小道を通学路■■■のつもりで歩きだした。
この時、ゲートのガードボックスに憲兵三人がいたが、何やらわめくふうで「酔っているのかな」と思いながら通り過ぎた。約二十歩ぐらい歩いたところで■■銃声が二発続いて聞こえたために、振り返ると憲兵一人が銃口を比嘉さんに向けていたという。
「■手を挙げて■ったかどうかは恐ろしさが先立って、覚えていない。元の場所まで戻ると、帰れ帰れと怒鳴られたので無我夢中で家に帰った。その後、警察の人と■■に戻った時には銃を向けていた憲兵はいなかった」と比嘉さんは■■がさめやらない表情で話していた。
一方、通報を受けた嘉手納■では、憲兵一人を四日午前八時から署に呼んで■■を■いている。また、同署がこれまで調べたところによると、■■からは一発しか発射していないなどとなっている。このため、両者の言い分は真っ向から対立しており、嘉手納署でも事件として成立するかどうか慎重に検討している。
トリイ通信施設 所在地・読谷村(渡具知、古堅、大湾、大木、楚辺)■■約百八十四万七千平方■、在日■■■(判読不能)が使用し、■■■■■■■■■の管理下にある。「米国の全世界通信ネットワークに欠くことのできない」米軍統合情報処理センターとして四軍に使用されており、約二千人の軍人・軍属が勤務している。