読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年9月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】赤犬子宮を改修整備

 三線の始祖として名高く、楚辺区の五穀豊穣の神として崇められている赤犬子。
 その赤犬子が祭られている赤犬子宮は一九五六年(昭和一三年)の旧九月二十日に建立され、以来、四十年の歳月とともに、宮も老朽化し、階段などにもひび割れが生じるなどしたため、区民や村民から改修が望まれていました。
 これに伴い、楚辺区(比嘉恒倫区長)では平成八年度事業として改修工事を計画し、去る八月二日に「赤犬子宮改修整備工事起工式」を挙行しました。
 起工式には楚辺有志関係者ら多数に、地元出身の伊波栄徳県議会議員や儀保輝和村議会議長、役場から松田重信収入役らが出席し、工事の安全祈願や鍬入れ式が行われました。
 また式の後に行われた懇談会では比嘉区長があいさつし、「三線の始祖として崇められている赤犬子は、時代の移り変りとともに県民に親しまれている神様となり、今では沖縄全島から人々が訪れるようになった。このため立派な宮を建設しようと計画した。村や区民の理解で改修工事の起工式が出来ることに感謝します」と述べ、また、松田収入役や儀保議長は「無事故で安全た工事が出来ることを祈願します」と述べました。
 赤犬子宮の工事は七月二十九日~十月二十九日までを工期に、総工費三千五百万円(村補助一千万円)で改修整備されます。

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