式典であいさつする 新崎理事長
昨年の七月、知的障害者のための授産施設「残波かりゆし学園」(上地巌園長)が今年で一周年を迎えたことから同園では七月一日に「開所一周年記念式典・祝賀会」を、また十三日には多くの方々の奉仕への感謝の意を込め「とびっきりの芸能祭」を開き、学園の節目を祝いました。
同学園の式典・祝賀会には多くの福祉関係者や村議会議員、各字区長らが出席する中、式典では新崎盛繁理事長が「地域の方々や関係機関の協力の下に、毎日一生懸命に授産活動が活発に展開され目標以上の実績を上げることができました。今後も地域に開かれた施設づくりと障害者福祉に頑張っていきたい」とあいさつ。続いて上地巌園長が一年の活動経過の報告を行い、その中で上地園長は「かりゆし学園は愛・夢・感謝を基本的なスタンスに活動している。夢を、愛を頂いた多くの方々に感謝し、初心を忘れずより良い施設づくりに励んでいきたい」と述べ、また山内村長は「一人立ち(法人化)に向けての夢いっぱいの模索の時代から、夢は現実のものとしてスタートした。多くの地域のご支援とご協力がなければ今日の日を迎えることはできなかった。立派な学園ができたことに感激でいっぱいであり、(学園が)地域の愛情に支えられながら健やかに育っていくことを念願します」と祝福の言葉を述べ、これに園生を代表して具志堅譲君が「皆さんのおかげで毎日楽しく活動に励んでいます。心を込めて栽培した花を贈ります」とお礼の言葉を述べ、各字公民館に花植込みプランター(目録)を、また、学園の運営に多額の寄付を行った八社と個人二人には感謝状と記念品が贈られました。
式典終了後は祝賀会へと移り、ステージでは園生らが琉球舞踊を披露するなどして、学園の一周年を祝いました。
生き活き健康センター 宇地原毅
“光陰矢のごとし”まさしくその言葉どおり、生き活き健康センターのデイサービスがスタートして間もなく四年目を迎えようとしております。
いろいろな方々のお力添えや励ましをいただき、何とかここまでやってこれたような気が致します。
暗中模索の最初の頃は、一生懸命になりすぎて逆にお年寄りの方々を疲れさせてしまったり、焦りが表情に出て一番大切な”笑顔”をどこかに置き忘れてしまったりと、反省ばかりの毎日でした。勿論、お叱りも受けました。そのようなとき我々を支えてくれたのは、お年寄りの笑顔と”ありがとう”の一言だったのかもしれません。
一人暮らしで淋しい毎日をおくっているおばあちゃん。病にも負けず毎週笑顔で参加してくれるおじいちゃん。息子さんを亡くされて気落ちされているおばあちゃん。
様々な境遇の中で必死に生き抜いてきたお年寄りの皆さん。そんな素晴らしい皆さんに支えられながら、生き活き健康センターはこれからも飛躍していきます。
皆さんが教えて下さった「笑顔」と「感謝」の有り難さ、大切さを今度は皆さんへお返し出来たらと思っています。これからもよろしくお願い致します。
読谷の里主任・安里ゆかり
昨年の四月に読谷の里が開所して一年が過ぎました。
現在の登録者は約百二十人で、月曜から金曜の週五日、一日二十人前後の方が週に一回利用されています。送迎、健康チェック、食事、入浴、治療機等のサービスを提供し、室内ではボーリング、ボールゲームや広い庭ではグラウンドゴルフ、そして歌や踊りといったレク活動を行い、皆さんとても楽しまれています。いつでも気軽に見学が出来ます。たくさんの方がいらっしゃるのをお待ちしています。
デイサービスは多くの苦労を乗り越え、今日の平和を築き上げたお年寄りへ心身の健康と安らぎ、生きがいを感じて頂く場です。これからももっと充実したサービスを提供できるよう職員一同努力し、更にそれを支える利用者の家族、地域、各関係機関とのつながりを大切にしたいと思います。