読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1996年11月発行 広報よみたん / 2頁

【見出し】自ら文化を育て内外に発進を 第6回 ユンタンザむらおこし塾 下水道促進でキャラバン行動 中部地区老人ク 生きがいフェスティバル 

 村内に住むあるいは働く異業者の若者が、地域づくりの手法を学び、異なった見地からの意見や情報を交換することによって「明日の読谷村」を考え、創造していこうと「ユンタンザむらおこし塾」(大城勝哲読谷村商工会会長主催)が九月五日に開講しました。
 今年で六回目を迎えたむらおこし塾には、役場職員や銀行員、会社員、ホテル職員など十九人が受講。塾の内容も塾生が楽しく気軽に受講できるようバラエティーに富んだ講師人が揃えられ、塾のサイクルも隔週毎に開講されたのをはじめ、今回は初の試みとして「公開塾(二日間)」を設け、塾卒者や一般の方々にも一部受講できるよう門戸が開かれました。
 開塾式が行われた初日の講座には、山内源徳役場企画課長による「地域づくり、視点を換えた一考察」と題した講演をはじめ、むらおこし塾の設立当初から関わっている大城保沖縄国際大学教授が「魅力ある地域づくり序論」を演題とした講演が行われました。
 十月三日(第三回)には笑築過激団の玉城満座長による講演「笑いでユイマール」や演劇空間『大地』の照屋京子主宰(ニュースキャスター)による「城の上には、十六夜月」の講演が行われ、その中で照屋主宰は、一九九一年(平成三年)九月に本村の座喜味城で旗揚げ公演をして好評を博したシェークスピア劇「真夏の夜の夢」にまつわるエピソードを交えながら語り、そして「読谷との出会いが私の夢のスタートで、城公演が大成功を納めることができた背景には、村民が自分たちの芝居という心で見えないところで人の協力があり、今でも思い出すたびに感動・感激で胸が熱くなる」と語った上で、「物事を成し遂げる時に大事なことは人と時間が必要。沖縄には地域ごとに素晴らしい伝統芸能や文化があり、読谷村も芸能が豊富でうらやましい。その地域に住んでいる人がその地域の文化や伝統を愛し、育て、内外に発進していくことが地域活性化につながる。小さな一歩、小さなきっかけから何かができると信じている」と話し、講演を締め括りました。

『下水道広げて守ろう水の星』をテーマに、「第36回全国下水道促進デー」(九月十日)が展開される中、本村では十一日午前に役場中庭においてキャラバン行動の出発式や街頭への教宣活動が行われました。
 このキャラバン行動は、下水道に対する関心を高めるとともに、下水道整備の促進及び下水道の普及促進について広く国民の理解と協力を得ることを目的に繰り広げられます。
 本村では現在、楚辺区内において下水道事業が進められております。下水道は、健康で快適な生活環境の確保や公共水域の水質保全等の重要な役割を担う必要不可欠な公共施設です。
 私たちは、快適で潤いのある生活環境を目指した街づくりに向け、下水道が果たす役割を認識し、下水道事業の整備拡充と普及の促進に努めてまいりましょう。
 中部地区老人連合会主催の「生きがいフェスティバル」が開催されます。
 主なイベントには三世代の舞台発表や種々の軽スポーツ体験コーナー(景品あり)などがあり、入場は無料ですのでどなたでも参加できます。
【期日】
▼11月24日(日)
午前10時~午後4時
【場所】(沖縄市泡瀬)
▼県総合運動公園内
レクリエーションドーム
【問い合わせ先】
■中部地区老人クラブ連合会事務局 ℡933-5645

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