プロフィール
海岸線に立地した古い集落で、地先の入江にトーシングムイ(唐船窪地)と呼ばれる場所があり、かつては天然の良港であったといわれている。他の字とは崖地で隔てられていることなどから独立的な集落として経過したが、近年は長浜ダムの建設や土地改良事業が進められ、さらに軍用地跡地の地籍認証など周辺地域での開発整備が進んでいる。行政区加入人口は九百八十三(二百五十五世帯)で、村では中くらいの規模である。
地区づくりの目標
海・川・山があるという立地特性を最大限に生かした環境景観づくりを含め、公民館の建設、懸案であった軍用跡地の住宅地整備、新しい農業開発を柱に食代の育成やコミュニティーづくり、伝統文化の継承、そして長浜全体を視野に入れた総合的な村づくりを推進する。
ティラヌチヂ地区の家づくり
軍用地跡地の利用条件が整ってきたが、住宅建築のためには道路等の基盤整備が必要である。この地区が海を望む高台の景勝地にあること、道路敷を含め宅地が整然と区分されていることなどの条件を活かして、住む人の工夫と取り決めによる総合的な地区整備計画に基づき、美しい家並みづくりを行う。
※図
ワラビミチ(童道)子供達が道端で遊べるような新しい道づくり(各々が敷地を出して)
一敷地一本植樹 昔の家は森の中
アジマー広場 昔の綱引きの辻(カヌチグチ)の中心となるような広場
屋根の形(寄棟か切妻)
色(赤瓦かこれに近い色)
棟方向の統一(南北か東西方向)
もちろん生垣の方が良い
ホーグづくり(北風対策)
本村では、平平成7年3月に村内23区全ての「読谷村字別構想」を策定しました。
これは、字というコミュニティーを出発点として、個性的で自立的な「21世紀をめざした村づくり」をめざすもので、字別構想は、①地区の特性と課題、②地区づくりの目標、③地区づくりの施策、④推進事業の4項目にまとめられました。
地区づくりの目標では、各字毎にユニークなキャッチフレーズが付けられており、「広報よみたん」では、その特色ある構想(村勢要覧に掲載)を、今年からシリーズで随時紹介していきたいと思います。