楚辺区(比嘉恒倫区長)が進めていた赤犬子宮改修整備工事がこの程完了し、同区では十一月十七日に同地で「落成祝賀会」を催しました。
祝賀会には楚辺区民をはじめ琉球古典音楽関係者ら約三百人が出席する中、式辞で比嘉区長は「建立四十周年目の節目に赤犬子宮が見事に完成できたのは沢山の方々が英知を結集したお陰。赤犬子宮整備事業を契機に、21世紀をめざした村づくり『きらめくユーバンタと赤犬子の里』の目標を掲げ、一致団結して楚辺の発展のために邁進しよう」とあいさつ。また、祝辞では山内村長が「立派な赤犬子宮ができたのは関係者の成果であり、これは村民の誇りである。将来は赤犬子会館を造ろう」と述べると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。
祝宴では古典音楽や多くの余興が準備され、婦人会や老人会、青年会などが同区の伝統芸能や多彩な琉舞を披露し、祝賀会に花を添えました。
改修整備された赤犬子宮は屋根に赤瓦、宮本体には中国産石材が用いられ、宮庭(敷地)を整備拡大。二頭の獅子が門前に座し、階段を登って鳥居をくぐった門柱には、龍の彫刻が施され、豪華に仕上げられています。