読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年2月発行 広報よみたん / 13頁

【見出し】読谷の自然(11) =鳥類編= <留鳥> カラスバト(ハト科) おめでとう20歳 ~華やかに成人式~

 基地内にある長田地区や恩納村との境目にあるマツ林や広葉樹林などまとまった森林地域にすむ、全身が黒色で大型のハトです。
 警戒心が強く、森林地域から離れることはないので、姿を見つける機会はあまりありません。しかし、繁殖期の九月頃から「ウッウー、ウッウー」と牛のような大きな声で鳴くため、遠くからでもこのハトであることがわかります。
 繁殖についてはよく知られていませんが、外の鳥と違って、秋から冬場に良く鳴くため、この頃に繁殖活動をしていると考えられています。
 このハトは南西諸島や小笠原など日本を中心に生息し、韓国の一部の島にも生息しています。しかし、分布の中心は日本であるので、準日本特産の鳥として、ヤンバルクイナやノグチゲラのように国の天然記念物、つまり生きている文化財として大切に保護されています。
文…県立博物館学芸員
嵩原建二

 一月十五日午後、「第三十三回読谷村成人式典」が村総合福祉センターで開かれ、晴れて五五六人(男性二八八人・女性二六八人)が大人の仲間入りをしました。
 式典には大勢の来賓が出席する中、会場にはスーツ姿や袴姿の凛々しい男性や、色艶やかた和服姿の美しい女性の皆さんが会場を埋め尽くし、華やぎました。
 式典では山内徳信村長の式辞に続き、儀保輝和村議会議長や城間康彦読青協会長、牧門澄子村婦人会長、伊波栄徳県議会議員らが祝辞を述べ、新成人者を激励しました。
 これに、島袋裕治さんと渡慶次千玲さんの二人が成人者を代表して答辞で応え、決意表明をしました。
 引き続き、ステージでは成人者一人ひとりに記念品が贈呈されたのをはじめ、10秒スピーチで成人に当たっての抱負が各成人者によって述べられました。
 一方、成人の日の前日(十四日)には、残波かりゆし学園(上地巌園長)でも成人式が行われ、今年成人を迎えた仲原志乃さんを仲間全員で祝福しました。

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