平成八年十一月二十一日に行われたプロ野球ドラフト会議で、本村出身の新里紹也内野手(24歳・都屋一一二番地)が福岡ダイエーホークス球団の7位指名を受け、プロ野球への入団が決まりました。
沖縄電力からプロ野球のダイエーホークスにドラフト7位で入団した新里紹也内野手は、二週間にわたるダイエーの入団テストに合格し、それを受けてのドラフト指名です。
新里内野手は、沖縄水産高校在学中の平成二年、夏の甲子園で一番三塁手として出場し、準優勝を果たしました。卒業後は沖縄電力に入社し、社会人野球で三塁手、遊撃手として活躍して六年目になります。
念願のプロ野球入団を果たした新里内野手の身長は170㌢と、野球選手としては小柄な体格ながら、沖縄電力では遊撃を守り、五十㍍5・7秒の脚力は全日本の平均6・5秒を上回り、塁間走の早さや守備範囲の広さは魅力と言われ、握力、背筋力とも強くて強肩。敏しょう性など運動能力が高いとの評価を受けています。
十二月十三日午前、プロ野球選手として指名を受けた新里内野手と当山宗仁沖縄電力取締役総務部長が役場に山内村長や議会を訪れ、ダイエー球団への入団報告が行われました。席上、山内村長は「子供たちに夢を与えてくれてありがとう。新里選手は我が村の誇りだ」と称賛。これに、新里選手は「身体は小さいが大きな選手にまけないよう青少年の模範となり、夢を与えられるように頑張りたい」と決意を述べました。
引き続き行われた役場ロビーでの報告会では、多くの職員らが大きな拍手で迎え、新里選手の快挙を讃えました。
また、十二月二十八日には「新里紹也プロ野球入団激励会」(山内昌千代読谷村体育協会長主催)が村総合福祉センターで催され、大勢の人々が駆け付け激励しました。
【全国現代詩大会入賞作品】
■特別賞
金城竜之介(喜名小四年)
「土は神様
土の中から
かぶと虫みつけたよ
土の中から
せみの幼虫みつけたよ
ぼくは土で
きょうりゅうを作って
あそぶよ
動物園だってつくっちゃうよ
お父さんが
土をさわると
何でもできるよ
大きなつぼや
ちっちゃなおわん
焼いてでてきたものは
カンカン音がしたよ
お父さんが言っていた
「土から生まれたんだよ」
ぼくはそれでごはんをたべる
土はすごいんだな
まるでお母さんみたいだ
土の中から
草がめを出し
いろんな虫たちが顔を出す
せみが死んでありたちがはこぶ
土の上でぼくたちは
何百年も何千年も生きてきたんだな
土はやっぱり神様だ