『暮らしの中に焼き物を』をテーマに、毎年やちむんの里で開かれる「第十六回読谷山焼陶器市」(主催・読谷山焼、読谷山焼北窯)が十二月二十日から二十二日にわたって開かれ、村内外から訪れた陶器ファンで賑わいました。
県内最大の登り窯を擁するやちむんの里で行われる陶器市の商品は、通常の市価の二~三割安で展示・即売されることから、内外からの人気も高く、市を待ち望んでいる人々の問い合わせの声も多くなっています。
市には湯飲みや茶わん、コーヒーカップセット、皿、花器など、生活雑器などを中心に陶工らが丹精込めて造り上げた陶器の数々約五万点余が展示販売され、初日から大勢の人々が訪れ、お目当ての商品を買い求めていました。
読谷村立美術館の春を彩る「’97読谷やちむん展」(読谷村教育委員会・読谷村立美術館主催)が二月六日~三月三十日を会期に開かれました。
今年で七回目を数える「やちむん展」には、村内36窯元が伝統の技法を駆使して製作してきた創造性豊かな陶器類(一〇四点)を出品。各陶工の個性と情熱で仕上げられた選りすぐりの作品の数々は、観る人々に感動を与えました。
初日のオープニングセレモニーには、多くの関係者らが出席する中、主催者や出品者を代表して伊波清安教育長と山田真萬氏があいさつし、また山内徳信村長や知花治雄村議会副議長、星雅彦美術評論家らが、それぞれに「やちむん展」開催の意義を述べました。
館内には大皿や子皿、花器、壷類などをはじめ、シーサーや鯱(しゃちほこ)、龍頭などの造形作品が一堂に展示され、作品の一つひとつが伝統の技と美を創出していました。
失われつつある手作りの凧あげを通して心の触れ合いをもとうと「新春親子凧あげ大会」(村教育委員会主催)が一月三日午前、村運動広場にて開かれました。
この日の天候は晴れで微風。凧あげには不向きの天候となりましたが、広場には手づくりの凧を持参した親子(13組)や団体など多くの人が参加し、親子で楽しく広場を駆け巡って、爽やかな新春の大空に凧を舞いあげました。凧あげ大会には多くの各賞が準備され、審査の結果、それぞれに次の方々が表彰を受けました。
▼ドデカイ賞
残波かりゆし学園
▼ファミリー賞
寺西好治親子
▼アイディア賞
山内美智子親子
▼ハイフライト賞
真栄田睦子親子
▼チビダコ賞
残波かりゆし学園
▼ドッシリ賞
読谷救護園
▼楽しかったで賞
真栄田靖親子
▼ユーモア賞
古堅南小野球部
▼連凧賞
比謝子ども会
▼団体賞
読谷救護園