読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年4月発行 広報よみたん / 14頁

【見出し】やちむんを展示即売 主任民生委員委嘱

“伝統の技と情熱が生みだす手作りのぬくもり”をテーマに、「第四回読谷やちむん市」(同実行委員会、村社協主催)が二月二十二日、二十三日の両日、残波岬いこいの広場で開かれ、市は村内外から訪れた大勢の人々で賑わいました。
 やちむん市には村内二十二の窯元が一堂に参加し、湯飲みや茶わんハ皿、コーヒーカップセットなどの生活雑器をはじめ、花器やシーサーなど多種の陶器類数千点が市価の二~五割引で展示即売されました。
 また、同市では各窯元が提供した自慢の陶器がチャリティーオークション(競買)に掛けられ、人々の人気を集めました。

 平成九年一月一日付けで厚生大臣の委嘱を受け、本村の主任民生委員・児童委員として活躍している知花江美さん(高志保区)、国吉京子さん(高志保区)、比嘉京子さん(楚辺区)の三人が、この程県知事より主任民生委員・児童委員として再任(一月二十一日)されました。
 主任制度は平成六年からスタートしたもので、三人とも二期目となります。
 委嘱を受けた三人が二月二十一日に役場を訪ね、山内村長に報告。席上、山内村長は「福祉にはマンパワーを必要とし、その中でも民生委員の方々の力は大きい。精神的な苦労もありますが今後もカウンセラー的存在として頑張って頂きたい」と激励しました。
 これに、知花江美委員が「教育委員会ともタイアップしながら、村内各校の子どもたちとの交流なども深めていきたい」と語りました。

【全国現代詩大会入賞作品】
■特別賞 山城純(喜名小四年)
「神にいのる」
アスファルトの上
ここが昔
戦争があった土の上
かなしい音がきこえてくる
どうして戦争をしたのかな
たくさんの人が死ぬと
わかりながら
戦争をしたのかな
ぼくは
死んでいった人の
気持ちがこわくなる
父が母を殺し
父が子どもを殺し
父と母が消えた
山がなくなり
村がな<なり 家がやけ ドーンドーン ばくだんが落ちた 今ぼくが立っている 石ころの上 空はまっ黒 人は声を出さずに にげまどう ぼくはその話をきいた 今は 石ひになった 人々の声が ぼくたちの心にひびく ぼくは神にいのる 戦争がおきないように

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