“伝統の技と情熱が生みだす手作りのぬくもり”をテーマに、「第四回読谷やちむん市」(同実行委員会、村社協主催)が二月二十二日、二十三日の両日、残波岬いこいの広場で開かれ、市は村内外から訪れた大勢の人々で賑わいました。
やちむん市には村内二十二の窯元が一堂に参加し、湯飲みや茶わんハ皿、コーヒーカップセットなどの生活雑器をはじめ、花器やシーサーなど多種の陶器類数千点が市価の二~五割引で展示即売されました。
また、同市では各窯元が提供した自慢の陶器がチャリティーオークション(競買)に掛けられ、人々の人気を集めました。
平成九年一月一日付けで厚生大臣の委嘱を受け、本村の主任民生委員・児童委員として活躍している知花江美さん(高志保区)、国吉京子さん(高志保区)、比嘉京子さん(楚辺区)の三人が、この程県知事より主任民生委員・児童委員として再任(一月二十一日)されました。
主任制度は平成六年からスタートしたもので、三人とも二期目となります。
委嘱を受けた三人が二月二十一日に役場を訪ね、山内村長に報告。席上、山内村長は「福祉にはマンパワーを必要とし、その中でも民生委員の方々の力は大きい。精神的な苦労もありますが今後もカウンセラー的存在として頑張って頂きたい」と激励しました。
これに、知花江美委員が「教育委員会ともタイアップしながら、村内各校の子どもたちとの交流なども深めていきたい」と語りました。
【全国現代詩大会入賞作品】
■特別賞 山城純(喜名小四年)
「神にいのる」
アスファルトの上
ここが昔
戦争があった土の上
かなしい音がきこえてくる
どうして戦争をしたのかな
たくさんの人が死ぬと
わかりながら
戦争をしたのかな
ぼくは
死んでいった人の
気持ちがこわくなる
父が母を殺し
父が子どもを殺し
父と母が消えた
山がなくなり
村がな<なり
家がやけ
ドーンドーン
ばくだんが落ちた
今ぼくが立っている
石ころの上
空はまっ黒
人は声を出さずに
にげまどう
ぼくはその話をきいた
今は
石ひになった
人々の声が
ぼくたちの心にひびく
ぼくは神にいのる
戦争がおきないように