読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年4月発行 広報よみたん / 7頁

平和・自治・民主主義の殿堂にふさわしい平和行政、村民のニーズに応える村政を展開する 施政方針 四、本年度の実施項目

確保のため引き続き農業後継者育成資金等の活用を図ってまいります。
 畜産業につきましては今年度も引き続き関係機関と連携のもと、優良品種導入助成、防疫対策、環境対策をはじめ、飼養管理技術及ぴ農業経営技術の向上を推進してまいります。

②商工、観光業及び水産業の振興
 本村の商工業者のほとんどは零細業者であるため、経営基盤の確立には今後とも指導体制の強化が必要であり、今年度も商工会への助成を行うとともに地域活性化事業に対し支援し、融資制度の効率的な運用を図り、村内中小企業者の経営基盤の強化と経営力の向上を図ってまいります。 観光振興につきましては、本村のもつ自然環境、歴史文化、伝統工芸・芸能等豊富な観光資源を活かした特色ある観光地形成を推進するとともに県及び村内外の観光関連業者と相提携し、残波まつり、読谷まつり等観光イベントを開催し観光振興に努めてまいります。
 伝統工芸の振興につきましては、関係者の自助努力はもとより、県、村の支援によって読谷山花織事業協同組合の生産高は順調に推移しております。
 今年度も花織組合の経営基盤の強化を図るため販路開拓事業や後継者育成事業等を支援してまいります。
 本村のヤチムン(陶芸)はヤチムンの里を中心に村内各地に三〇余の窯元を有し県内最大の産地に発展し、新たにガラス工芸も地場産業として定着してまいりました。今後ともヤチムン、ガラスエ芸の振興を図るため関係者と連携し、その販路の拡大等を促進してまいります。
 水産業の振興につきましては、本年度も定置網漁業の促進と養殖漁業の魚種拡大や生産の拡大に努め、読谷村漁業協同組合が策定した地域漁業活性化計画を支援するとともに「豊かな海」をめざし、海岸域の地域環境保全推進調査業務を実施してまいります。

(3)保健・医療・福祉等の推進に関する施策
 二十一世紀には本格的な少子・高齢化社会が到来いたします。本村も今年から民生部を「生活福祉部」と改め、新たに「健康共生課」を設置し、少子・高齢化社会に対応する保健・医療・福祉の連携を強化する機構の改編を実施してまいります。
 村民一人一人が主役の福祉づくりに向かって社会福祉を進展すべく、村社会福祉協議会における「ふれあいのまちづくり事業」の支援や、地域住民とのネットワークの形成を図り村民が生き生きと健康で生活できる環境づくりのため、福祉施設、各種団体との連携を密にして各種事業を展開してまいります。
 老人の生きがい対策事業は、老人クラブ連合会を中心に各種活動が展開され、会員の健康増進と社会参加や、仲間とのふれあいを通して生きがいづくりに大きな成果を得ています。
 障害者福祉につきましては、今年度も重度心身障害児(者)医療費助成事業、重度身体障害者世帯へのホームヘルパー派遣事業、視覚障害者へのガイドヘルパー派遣事業等を実施してまいります。福祉施施設、身体障害者団体、障害者を守る父母の会、福祉作業所、残波かりゆし学園、障害児母子通所施設「ふくぎ」等への支援を実施し、健康に恵まれない人々の自立更正援助に努めてまいります。
 保育所では、児童福祉法に基づき豊かな人間性を育むため、年間の保育方針や目標を設定し、発達段階に応じた保育の実践をするとともに障害児保育事業の充実に努め、併せて無認可保育所に対し、児童健康検診などや新たにミルクの現物支給を実施し、次代を担う幼児の健やかな成長に努めてまいります。
 母子、父子家庭の支援策として今年度も幼児医療費助成、母子及び父子家庭等医療費助成事業を実施してまいります。地域における福祉活動につきましては、各字公民館を福祉公民館として位置付け、民生委員、児童委員を中心として村民の生活相談指導、児童の生活指導等を実施するとともに、多くのボランティアの協力のもとにゆいまーるを共生事業、デイサービス事業、ホームヘルパー派遣事業等を今年

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