読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年4月発行 広報よみたん / 8頁

平和・自治・民主主義の殿堂にふさわしい平和行政、村民のニーズに応える村政を展開する 施政方針 四、本年度の実施項目

も実施してまいります。
 保健事業の推進につきましては、「自らの健康は自ら守る」という観点から、「健康づくり村民のつどい」を継続開催し、村民の健康の保持・増進を図るとともに病気の早期発見と村民の健康状態を把握するため、住民検診の実施、母性の保護及び乳幼児の健全な発育に資するため、妊産婦、幼児の健康診断、健康診査、予防接種を行うとともに村民各層の健康保持と事後指導に努めてまいります。
 診療所につきましては、本年度、施設を増改築し、健康共生課を診療所内に配置し医師と保健婦、老人担当職員の連携を密にし広く村民の保健・医療・福祉の充実を促進してまいります。また、従来どおり外来患者の診療、児童生徒、保育園児の健康検診、職場健康検診、人間ドック、リハビリ等、老人医療の面からは、寝たきり老人在宅総合診療を実施してまいります。又、医療機器の確保等診療の充実を図り、他の医療機関との連携を密にして疾病の早期発見、早期治療に努めてまいります。
 国民年金は村民の老後の所得保障を担う大きな柱であるとともに、その経済的効果は大きなものがあります。今年度も公的年金制度の意義と役割について、理解を求めるとともに、国民年金の第一号被保険者(農業従事者、自営業者、学生、無職)や第三号被保険者(厚生年金加入者、共済組合員、船員等の配偶者)の適用漏れを防止し、二十歳到達者の完全適用を実施して、無年金者の発生防止に努めてまいります。
 国民健康保険制度は、今日まで多くの村民の医療の確保・健康の保持・増進に尽くしてまいりました。しかしながら年々医療費の伸びが大きく、厳しい状況にあり、医療費の適正化と健康保険税の収納率の向上に努めてまいります。尚、健全な国保財政の運営のために関係する保健・医療・福祉の三分野の連携を図り、予防活動を推進してまいります。

(4)生活環境の整備に関する施策
 健康で文化的な生活を享受するためには生活環境の整備が重要であり、明るく住み良い村づくりのため次のような事業を実施してまいります。
 上水道は村民生活に欠くことのできない基本施設であり、今年度も喜名・座喜味・上地地内配水管布設工事をはじめ、老朽管の布設替えや漏水防水対策等を実施し、水の安定供給に努めてまいります。
 道路につきましては、今年度も村道初の4車線道路である中央残波線の用地取得を継続、大木線、上地~座喜味線整備、喜名移転先地公共施設整備事業を継続実施し、さらに古堅二四、二五号線、親志線の用地取得事業を進め、併せて村単独事業により生活道路整備、村道交差点改良事業等を進めてまいります。
 排水路整備は楚辺・都屋排水路工事、伊良皆地内排水路整備工事、生活排水路工事を進めてまいります。
 下水道整備は、楚辺地内で事業が着手して以来七年目が経過しました。その間、下水道管の工事が約九㎞整備され、処理場の外構工事もほぼ完了し、昨年十月に一部供用開始をしたところであります。本年度は、残る約一㎞の管渠工事と処理場場内整備を行うとともに、流域関連公共下水道区域の整備に向け、事業認可に必要な作業を進めてまいります。
 公園整備事業は、座喜味城跡公園、残波岬公園、泊城公園を継続整備していくとともに、比謝スポーツ・レクリエーション施設も継続して整備を進めてまいります。新規に都屋地区東側にあります採石場跡地を「セーラの森公園」として位置づけ近隣公園として整備に向けた用地の取得を進めてまいります。
 交通安全対策は、交通事故をなくし、より安全で快適な社会環境を創り出すために重要な事業であり、村民が交通ルールを守り、事故防止への自覚を持つことが大切であります。
 各字、各地域、各職場の御協力のもと、各期における交通安全思想を高めるとともに、道路反射鏡、区画線設置などの事業を進めてまいります。又、バス停上屋設置は、昨年同様三ケ所の設置を予定しております。
 防犯対策につきましては、関係機関との連携のもとに青少年の健全育成及び地域環境浄化運動を進め、犯罪の

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