読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年4月発行 広報よみたん / 9頁

平和・自治・民主主義の殿堂にふさわしい平和行政、村民のニーズに応える村政を展開する 施政方針 四、本年度の実施項目

明るい村づくりを推進し、併せて、防犯灯の設置工事を継続実施してまいります。
 災害対策については、読谷村地域防災計画を基に、各防災関係機関、各団体地域共同体との連絡、協力体制を密にし、防災訓練や防災意識の啓発、高揚に努めてまいります。
 消防行政につきましては、消防機械器具、消防水利(消火栓)の整備や職員の研修派遣等人的消防力の充実とともに、消防組織体制の充実強化を図るためにも広域化に向けて努力をしてまいります。又、各地域各団体において映写会等各種の講習会を実施し火災の未然防止と防火意識の向上に努めてまいります。
 環境衛生業務につきましては、生活様式の多様化、物質的豊かさの中で、ゴミ量はますます増える一方であります。その対策として資源ゴミ集団回収奨励金、生ゴミ処理容器の購入補助を継続し、資源の再利用に努めてまいります。さらに、し尿の広域処理、火葬業務、野犬対策及び衛生害虫等の駆除に努めるとともに、本年度は葬斎場建設用地取得業務を推進してまいります。

(5)主要事業の推進
①読谷飛行場転用計画の推進
 沖縄の復帰に伴い、本土との格差是正と自立的発展の基礎条件整備を図ることを基本目標に策定された沖縄振興開発計画の第三次計画がスタートして五年が経過いたしました。計画では、県土地利用の基本方向として、「米軍基地の早期整理縮小と返還跡地の利用にあたっては地元の跡地利用計画を尊重しつつ、その有効利用を図るための諸施策の推進」が示されています。
 読谷飛行場の東側返還地域(八七㌶)については、第三次沖縄振興開発計画に位置づけがなされております。向こう五年間という第三次振計期間は、読谷飛行場転用計画を推進するため重要な時期と認識しております。
 特に昨年十月十一日に発足した、国・県・村による「読谷飛行場跡地利用促進連絡協議会」において、現地課題としての黙認耕作問題の解決と第三次振計期間内における具体的方向づけ等の検討を進めてまいります。事業主体となる旧地主関係者の農業生産法人の設立や今後の事業推進にあたっては地元関係者並びに国、県のご理解、ご協力のもとに進めてまいります。
 又、昨年十一月十九日に報告された「沖縄米軍基地所在市町村に関する懇談会」報告の中で読谷飛行場の黙認耕作問題に触れ、「読谷飛行場跡地利用連絡協議会での合意形成のため国としても協力すべきである。」と提言がなされ「協議会」の合意が重要になってまいりました。
 さらに、読谷飛行場問題の解決にあたっては、SACOの最終報告において初めて返還年度が示されました。今日まで問題解決に向け全力を尽くしてまいりました読谷村、読谷村議会、地主会関係者、周辺各字の皆さんをはじめ全ての村民の深いご理解とご協力のもとに戦後処理事案としての、この読谷飛行場問題が解決されますようお願い申し上げます。

②文化センター(仮称)の建設推進
 文化センター(仮称)は、昨年度実施計画に取り組み、今年はいよいよ建設に着手する年になります。
 文化ホール部門と中央公民館の機能を有した複合施設として、読谷村固有の文化と伝統を継承し、新しい村民の活動の拠点、二十一世紀に向けた読谷村の文化創造の場として整備を進めてまいります。

③比謝川行政事務組合「ゴミ処理施設」建設事業
 読谷・嘉手納両町村の広域的ゴミ処理行政を推進するため、平成六年四月比謝川行政事務組合を設立し、事業を進めてまいりました「ゴミ処理施設」・「粗大ゴミ処理施設」

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