読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年5月発行 広報よみたん / 5頁

【見出し】国風盆栽展で入選 ~松田さん・城間さん~ 新庁舎でアルプスのハイジ 赤十字奉仕団が定期総会

 盆栽の甲子園と呼ばれる「第七十一回国風盆栽展」(日本盆栽協会主催)が二月九日から十六日の日程で東京・上野の東京都美術館で開かれ、同展に出品した本村の文化協会盆栽部会から二人が見事に入選を飾りました。
 国風盆栽展という栄えある展示会で入選を射止めたのは松田源宜さん(89歳=大湾)と城間勇さん(49歳=渡具知)のお二人。
 松田さんが盆栽歴四十年でガジュマルを、城間さんが三十年余でハリツルマサキを出品し、共に全国表彰に輝きました。
 嬉しい受賞に、村文化協会(岳原宜正会長)では四月九日に役場を訪れ山内村長に報告。素晴らしい受賞に山内村長が両人の快挙を讃え、これに岳原会長は「この大会は盆栽家の夢であり、しかも沖縄を代表する作品で二人とも初挑戦にして入選したことを文化協会(部会)あげて喜んでいる」と語りました。

 このような場所(基地内)に役場新庁舎を建てた読谷村を激励しようと、四月三日午前、フォークダンスサークル・ひまわり(富山ヨネ会長=沖縄市在)の方々二十五人が、新庁舎を訪れフォークダンスを披露しました。
 役場一階のロビー広場では、役場を訪れた村民や職員らが軽快なステップで踊るダンスに感激した様子で、庁内には手拍子や口笛が飛び交い、サークル仲間の来訪を歓迎しました。
 今回の訪問に、同サークルの富山会長は「いの一番に読谷村に行って”かりーをつけよう、読谷村ガンバレという気持ちを形にしよう”と思って踊りにきた」と話し、山内村長に花束を贈呈。これに山内村長は「村外からみめ麗しい方々が”かり一”をつけに来ていただき喜びでいっぱいです」と感謝の言葉を述べる一方、「アルプスのハイジがこんなにいっぱい沖縄市にいるなんて気が付かなかった。今日は皆さんのお陰で新庁舎にきれいな花が咲きました」とユーモア溢れる言葉を送り、周りの笑いを誘いました。

 四月四日午後、読谷村赤十字奉仕団の会員が一堂に集い、「定期総会」(役場大会議室)が行われました。
 赤十字奉仕団は、その目的に『すべての人々の幸せを願い、明るい住みよい杜会を築き上げていくため、陰の力となって身近な仕事に従事するものとする』とし、災害救護や福祉活動などの様々な奉仕活動を展開しています。
 総会では平成八年度の事業経過や決算報告などを含め、平成九年度事業計画や予算、役員などが承認されました。
【役員及び委員】
委員長 山内ヨシ子
副委員長 比嘉キヨ
副委員長 塩川信子
副委員長 上地千恵子
喜名校区 松田弘子
読谷校区 古堅満子
渡慶次校区 安田菊子
古堅南校区 奥間シゲ子
古堅校区 伊波敏子

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